フサカジカ
スズキ目カジカ科
2023.9.21:投稿
【分布域】東北地方~北海道各地、千島列島。
【生息域】水深5m以浅の藻場に生息する。
【特徴】体色は緑色、赤褐色、暗色など様々。模様も個体差が大きい。体は太短く、頭部は小さい。第1背鰭の各棘の先端の皮膚が糸状に数本伸長する。
「種の特定が難航!」
カジカ科の魚であろうことは容易に想像がついた。
北海道積丹の現地ダイビングショップで見せて貰った「アルバム」(オーナーが撮った写真で作られた)にも何種類ものカジカ科の写真が集められていた。
念のためその「アルバム」を写メしてきたが、特徴がピタリと合うものはなかった。
困った時の頼みの綱、FBの専門家や研究者などが集うグループへ質問を投げかけた。
答えには、ヨコスジカジカ説とフサカジカ説があった。
写真の個体は、ヨコスジカジカにも似ているし、一方のフサカジカにも似ている。
勿論上記2種以外である可能性もあるが、あげて貰った2種の特徴を詳しく調べてみた。
すると
「ヨコスジカジカは20m以浅で見ることはまずない」と書かれている。また体長が30cm以上とも書かれている。
私が本種を撮影したのはせいぜい水深10m前後。体長も10cmあったかなかったか。
フサカジカの図鑑の写真の眼の虹彩の特徴はぴったり一致する。
ただ、第1背鰭が倒れていて特徴が確認出来ない。
所謂、消去法?総合的に判断?でフサカジカとした。
あまり自信はないのだが。。。
データ詳細
撮影日
2023.08.06 #1304
撮影ポイント
北海道 積丹 長谷川の島
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)