2021.9.8：投稿

【分布域】日本。
【特徴】体地色は半透明の白色。体表にはわずかに隆起する黒色の小斑が散在する。この黒色の小斑は連続したり線になることはない。触角、二次鰓、頭部前縁の突起ともに橙色で先端はわずかに黒くなる。頭部前縁の突起は６本ある。背面の縁は不明瞭。16mmに達する。



写真の個体撮影時には「コソデウミウシ」と紹介されたが特徴が当てはまらない。
図鑑『ウミウシ 1260種』に掲載されている「フジタウミウシ属の１種８」の特徴と一致する。


フジタウミウシ属にはこうした「○種△」が多く、種の特定が難しい。



参考写真：2018.3 ＠大瀬崎　湾内
冒頭の写真とは別個体。こちらも「コソデウミウシ」とされていたが特徴などから同じく「フジタウミウシ属の１種８」と思われる。