フジムスメウミウシ
イロウミウシ科シラユキウミウシ属
2023.3.30:投稿
【分布域】西太平洋。
【特徴】体地色は桃花色。外套膜最外周は白色の細い線で縁取られている。触角の茎は透明で褶葉は橙色から赤橙色。二次鰓は橙色から赤橙色。体長は20mmに達する。
「藤娘ウミウシ」
フジムスメウミウシはシンプルな色彩。
図鑑によっては体地色(背面の色)を「ピンク色」や「濃いピンク色」と表現ていしている。
『世界のウミウシ図鑑』では「桃花色」という表現が使われていている。
実際のウミウシの色がどちらが近いかどうかは分からない。
素敵な色の名前だと感心して上の【特徴】では「桃花色」を採用した。
「藤娘」は日本人形や羽子板になったり、歌舞伎の舞台で演じられる日本舞踊の演目にもなり、日本人には親しまれてきた。もっとも最近の若い人たちに親しみがあるかどうかは分からないが。。。
いずれにしても良い名前を持ったウミウシ!
今は桜の季節で、藤の季節には早すぎるが。。。
データ詳細
撮影日
2014.05.03 #416
撮影ポイント
奄美大島 倉崎ビーチ
使用機材
Olympus XZ-1