Coral Demoiselles

スズキ目スズメダイ科クロリボンスズメダイ属

2022.1.7:投稿



【分布域】西部太平洋(フィリピン、インドネシア、パラオ、パプアニューギニア、ソロモン諸島、バヌアツ。
【生息域】内湾の水深10mまでの、泥底の浅いサンゴ礁のサンゴ周辺で群れで見られる。
【特徴】体地色は灰色(銀色)で各鰭は淡い黄色をしている。口先も黄色。鰓の上部に青色の斑点がある。



今日は七草粥を頂く日。
昨日は二十四節気の「小寒」。
「小寒」とは寒の入り。
そんな日にタイミング良く?都心でも数年振りに積雪があった。
寒い一日。

海の中の寒さには耐えられるが、陸(おか)の上の寒さにはまるで意気地が無い。
せめて、暖かい海の魚を投稿しようと思う。笑


「Coral Demoiselles=コーラル・ドゥモワゼル」


日本の海には生息しないスズメダイ。
しかし、パラオでは普通種。




パラオへ行くと、少なくとも1本は「セント・カーディナル」或いは「マリンレイク」と言う内湾で水深の浅い砂泥底のポイントで潜る。

これらのポイントには、前から気になるスズメダイ科の魚がいた。
特徴が無いのが”特徴”のような、余り自己主張をしてこない魚達。一匹一匹の体は小さく、数十匹で群れでいる。
今まで本種のことは、ついつい後回しにして来た。

2017年か2018年頃、図鑑『スズメダイ』を手に入れた。
この図鑑には、日本の海にはいな種も含めてスズメダイ科の魚の殆どが網羅されている。

図鑑『スズメダイ』には本種「Coral Demoiselles=コーラル・ドゥモワゼル」について「黄色い尾びれがヒラヒラとたなびく、上品な泳ぎ方が印象的」と記されている。



確かに上品なスズメダイ!
「後回しにせずに是非とも撮らねば」と、2019年パラオへ乗り込んだ。
だが、予想通り?コーラル・ドゥモワゼルは手強い相手だった。
被写体は小さく、海も明るすぎて、思うような写真は撮れなかった。それが冒頭の写真。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2019.03.23 #779

撮影ポイント

Palau St.Cardinal

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

冒頭の写真を撮った翌年の2020年。再び訪れたパラオ。
群れの中の1個体を単体で狙ってみた。

 

鰓の上部の斑点は青色ではなく黄色。これは何を意味するのか?
若魚なのか?不明。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.03.23 #872

撮影ポイント

Palau Marine Lake

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

この写真の個体達は、明らかに小さく、背鰭や腹鰭の縁が青色に縁取られていて幼魚世代。

 

実はこの写真、画面一杯に浮遊物が映り込んでいた。
砂泥底ではこうした現象が良く起こる。
浮遊物を編集して消すべきか、そのままにした写真を使うべきか?悩ましい。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.03.22 #868

撮影ポイント

Palau St.Cardinal

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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