コールマンウミウシ

イロウミウシ科ミスジアオイロウミウシ属

2023.12.14:投稿



【分布域】西太平洋。
【特徴】外套膜最外周は細い白色線、その内側は橙黄色の帯で囲まれる。更にその内側は白色~水色で、ここに黒色の細い縦線が最低3本以上入る。この黒色の縦線は触角の前方と二次鰓の後方で近接する。成長に従い水色の領域に黄色い斑紋が入るものも見られる。触角と二次鰓は橙色。






「ネヴィル・コールマン博士」

本種の名前はオーストラリア人の研究者、ネヴィル・コールマン博士への献名だとのこと。
学名:Chromodoris colemani Rudman,1982


コールマンウミウシも属すミスジアオイロウミウシ属は、その名前通り青色や黒色の縦線が入る種が数種類いる。これら似たような数種のウミウシの識別は、私にとっては非常に難易度が高い。
縦線の数や有り様には”例外”が幾つもあり頭が混乱する。

本種コールマンウミウシも背面の黒色縦線が5本あったり、途中で途切れがちだったり。
或いは黄色い域が有ったり無かったり。



”人”にも色々な人がいる。”日本人”にも色々。”男”も”女”も色々。
まぁ、ウミウシも1つの型に嵌めるのは、土台無理があるのかも知れない(笑)



データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2016.05.31 #553

撮影ポイント

沖縄本島 恩納村 山田

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「乱れがちな特徴」

 

こちらの個体は背面の黒色縦線が途切れがち。黄色い域も見えない。

 

参考写真:2013.11.16 @水納島 わさわさ
小さな個体だったような記憶。
こうしてみると、冒頭の写真の個体はコールマンらしいコールマンウミウシ!

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2012.05.04 #278

撮影ポイント

西表島 仲の御神島 西のスポット

使用機材

Olympus XZ-1

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