チリメンウミウシ
イロウミウシ科アデヤカイロウミウシ属
2023.6.4:投稿
【分布域】西太平洋。
【特徴】体地色は白色。背面は暗赤色の細かい網目模様に覆われている。外套膜最外周は白色。外套膜上にはゆるやかな突起が数多くある。突起部分は網目模様が荒くなり白っぽく見える。触角は軸が白色で褶葉は赤色から淡褐色。二次鰓は白色で鰓葉の縁は赤色から淡褐色。60mmに達する。
「縮緬(ちりめん)」
縮緬は和服地の代表的な織り方。絹を平織にして、表面にシボをはっきり出した織物の総称。
”シボ”とは立体的なふくらみのあるシワ模様のこと。
縮緬は高級絹織物であり、着物や風呂敷、帯地などに用いられる。
本種チリメンウミウシの背面は、確かに「縮緬」を思わせる。
高級絹織物に名前の由来を持つところは素敵だが。。。
大き過ぎるのがやや興醒め。。。
マクロレンズではフレーム内に収めるのに苦労する。
参考写真:2015.10.20 @沖縄本島 万座 ホーシュー
チリメンウミウシが大型種であることは功罪併せ持つ。
私のような老眼でも見つけることが出来る。
写真の個体も自分で見付けたものの、撮影には苦労した。
データ詳細
撮影日
2021.05.01 #972
撮影ポイント
奄美大島 手広海岸
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)