ブダイベラ
スズキ目ベラ科ブダイベラ属
2024.8.6:投稿
【分布域】八丈島、小笠原諸島、高知県柏島、屋久島、琉球列島。
【生息域】水深20m以深の潮通しのよい岩礁、サンゴ礁外縁礁斜面、ドロップオフ側面で、単独で見られる。
【特徴】成魚の体色は褐色で背中側はやや赤みを帯びる。また、体側には均等に並ぶ褐色斑があり、尾鰭付け根には黄色い帯がある。尾鰭は黒色。各鰭は青色で縁取られる。眼の下、上唇の辺りに青色の縦ラインがある。成魚の体長は20cmを超える。幼魚は他の魚をクリーニングするが、泳ぎ方は水平に泳ぐ。外見はホンソメワケベラの幼魚に酷似していて、黒っぽい体色に、眼を通り尾鰭付け根で途切れる青色の縦ライン、顎から腹部にかけての青色のラインがある。背鰭は褐色。
「水中スクーターがあれば~!」
紹介された時の私と本種ブダイベラとの距離感は参考写真を見て頂きたい。
これでも、必死に泳いでやや距離を詰めてから撮った。
気持ち的には写真よりもっと遠く感じた。
冒頭の写真。
こちらは数分間(実際には60秒未満か?)全力で泳いだ末、撮った。
浮遊物が流れて写っている。
息も絶え絶え?!手元が安定しないままにシャッターを切った証拠。
自分の泳力の無さを補う為に、水中スクーターが欲しい。。。
まぁ私の拙い追い方ではスクーターを使っても、泳ぎのプロの魚には敵わないだろうが。。。
本種ブダイベラはベラ図鑑の”いの一番”に登場するベラ!
本種のブレブレ写真、それでも没にするわけにはいかない。
ましてや、ブダイベラは「個体数が多くはなくやや稀種」らしい。
また何時会えるか分からない。
本種の名前「ブダイベラ」
「ブダイのようなベラ」との意か。
因みに写真ののような色彩の個体を”幼魚”とする図鑑もある。
私的には”若魚に近い幼魚”としておきたい。
正真正銘?の幼魚はホンソメワケベラの幼魚に酷似していて、写真の個体とはステージが違う。
データ詳細
撮影日
2016.12.02 #608
撮影ポイント
伊豆海洋公園
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)