バブルコーラルシュリンプ
テナガエビ科イソカクレエビ属
2022.8.6:投稿
【分布域】琉球列島。
【生息域】サンゴ礁の礁原や礁斜面に生息するミズタマサンゴに共生している。
【特徴】体は透明ではさみ脚や歩脚、触角などの外縁が赤紫色または青紫色の細線で縁取られている。腹部の背中線上に1本、眼柄にも数本、明るい赤褐色の細線があるのが特徴。
「バブルコーラルシュリンプ」
沖縄本島や石垣島などへ行くと、高確率で見せて貰える普通種。
にも拘らず、未だに和名がない。
バブルコーラルシュリンプという英名(Bubble Coral Shrimp)が分かり易く、皆にすっかり定着しているせいだろうか?
一見、透明な”体”は認識しずらいため、赤紫色や青紫色のラインだけのエビのように感じる。
しかし、体はもちろん、しっかりと透明なハサミ脚や歩脚などがある。
参考写真:同じ時の同じ個体の別写真。
透明なはさみ脚や歩脚、体が分かるように拡大した。
背中線上のラインは赤色に近く、眼柄のラインも良く分かる。
データ詳細
撮影日
2018.11.23 #751
撮影ポイント
石垣島 名蔵湾 スモールワールド
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「バブルコーラルシュリンプ 抱卵」
沖縄の瀬底島の個体。お腹いっぱいに卵を抱いている。
ミズタマサンゴの袋状の触手の間に隠れ棲む本種。
宿を提供して貰う代わりに、バブルコーラルシュリンプはミズタマサンゴに付く寄生虫などを食べたりして共生関係にある。
データ詳細
撮影日
2016.06.02 #560
撮影ポイント
瀬底島 琉球大前
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)