ボロカサゴ

スズキ目フサカサゴ科

2024.7.1:再投稿



ボロカサゴのペアーに出会った。
最後尾に写真と記事を掲載。





2020.12.25:投稿


ボロ・カサゴって。

「ボロ」は着古して破れている衣類。使い古しの布。

魚のボロカサゴはゴージャス。大人気。稀種。

確かに全身にある皮弁が、ややもすると破れてボロボロな布を纏っているようにも見えなくもないが。。。

誰がどんな思いで名付けたのか。

特に紫色のボロカサゴは、名前とは裏腹に豪華絢爛。なんなら年末の紅白歌合戦の舞台で衣装対決出来る?のでは。(話が古い!)

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.12.14 #934

撮影ポイント

熱海 ビタガ根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

私が初めて出会ったボロカサゴはこの個体。
色によって随分と受ける印象が違う。この個体を見るとボロを纏っているというネーミングも頷ける。

 

実は10数年前に「大瀬崎の外海でボロカサゴが出ている」との情報を得たが、日程が上手く合わず会えなかった。

 

2019年、今度は大瀬崎の湾内の水深7〜8mだっただろうか、ごく浅場にこの子が出現。(ボロカサゴは本来20m以深に生息)
この時は幸運にも会うことが出来た。

 

初めての出会い。とても嬉しかった。データを見返すと、なんと20枚も撮っている。そしてエキジット前にもう一回戻って追加で5枚合計25枚も撮っている。自分の興奮度合いが分かる。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2019.09.18 #823

撮影ポイント

大瀬崎 湾内

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

スタッフのすなおちゃんから「熱海に紫色のボロカサゴが出てるらしいですよ!」との情報を12月初旬に貰った。

 

それから約1週間後、その熱海で潜ることになった。ブリーフィングでは下りた先の砂地に居るとのこと。

 

ところが、こ日のガイド・マサさんは暢気に?優しく?浅場のウツボを撫で撫でしている。私は「ウツボは良いから早くボロカサゴへ行こうよ〜」と催促の目線を送った。(件のウツボは死にそうなほど弱っていたらしい)

 

それから1〜2分後、岩礁の上をマサさんが指差している。なんと指の先に紫色のボロカサゴが居た。情報とは違う場所に居たのに、よく見つけたものだ。

 

写真は1枚目と同じ個体。もっと真正面から撮りたかった。
顎、頬、眉の上、あらゆるところに皮弁が。胸鰭をはじめ鰭には透かし模様がある。(次の4枚目の写真を)

 

ボロカサゴは胸鰭を使って這うように移動するらしい。ほぼ遊泳することは無い。

 

分布域は相模湾以南の太平洋沿岸。やや深い岩礁域に通常は単独で生息。
赤色、褐色、黄色など色彩変異に富む。
表皮が剥がれ落ちる「脱皮」をする。
海藻類に擬態して獲物を待ち伏せしているとの説も。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.12.14 #943

撮影ポイント

熱海 ビタガ根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

ボロカサゴとの「出会いと別れ」

 

ボロカサゴの撮影会は終わり、マサさんはじめ仲間はみんな、ボロカサゴの場所を後にした。

 

私は自分の残されたダイビング人生?を考えると、紫のボロカサゴに会えることはもうないだろうと思い1人そこにとどまった。
心ゆくまで向き合おうと決め、ボロカサゴが移動するところをGoProで撮り始めた。

 

ボロカサゴは左右に体を揺すりながら這うように動く。私が間近でそれを撮る。するとボロカサゴは止まる。私も止まる。「動画だよ!動いて」と言ってみるが、固まったまま動かない。広い海の中、たった2個の生物が目を合わせてやりとりする。仕方なく私が先に動く。ボロカサゴを円の中心点にして円を描くようにして。ボロカサゴは諦め顔で少し動き出す。
動き始めたボロカサゴに安心。「じゃあね!ありがとう!」

 

マサさんの位置を確認して、GoProをOffにしてボロカサゴを振り返らず、みんなの場所へ急いだ。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.12.14 #943

撮影ポイント

熱海 ビタガ根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「ボロカサゴ ペアー」

 

2024年6月の四国へのツアーは「愛南、柏島はしごツアー!」
ここ数年、柏島へ年に2回も通っている。
今年は初めて柏島の前に愛媛県の愛南へ寄った後、柏島入りした。
その為、柏島は2日間のみ(とは言っても1日4本計8本潜る)

 

柏島の2日目(最終日)
”朝飯前”に1本、深場も充実した勤崎へ。

 

色々な生物を楽しんで来た。
お腹を空かせて朝ご飯を食べていると、、、
現地ガイドの梶原さんが同業者の方から「勤崎にボロカサゴのペアーが出ている」との情報を貰ったとのこと。
我々は当然のこととして、ボロカサゴのペアーに会うために2本目も勤崎へ。
誰からも異論は出なかった!(笑)

 

1個体だけの出現でも貴重なこと。
それがペアーで出現!

 

連続して同じポイントへ行く価値もあるし、再投稿もしたくなる(笑)

 

参考写真:同じ時。
奥のアウトフォーカスされた赤い個体にも敬意をこめて単体で。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2024.06.17 #1411

撮影ポイント

柏島 勤崎

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

せつこ

2020.12.26

14:19

まきさん!
そうなの、よく見つけたよね😁
ボロカサゴはレースの胸鰭で歩くって破けたりしないのかしらね。

まき

2020.12.25

20:40

ボロどころか、とってもゴージャスなレースのドレスみたい✨
それにしても、ウツボの看護からのボロカサゴ発見は、さすがマサさん!!

コメント

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