ボニンユビウミウシ
ユビウミウシ科ユビウミウシ属
2021.7.11:投稿
【分布域】小笠原諸島
【特徴】体地色は白色。赤色〜橙色の網目状模様が入る。背側突起に橙色の輪は無い。触角と口幕突起は淡い橙色になる。鰓は背側突起の中にあり透明。
「リスペクト」
海をご一緒して頂いている仲間達の中には、リスペクトしている人が何人かいる。
特にここ数年ご一緒する機会が増えたM子さん。
ウミウシを見付けるその眼力は筆舌に尽くしがたい程。M子さんがウミウシを見つけているのか、ウミウシがM子さんに寄ってきているのか疑いたくなるくらいだ。
まるで、かの旧約聖書に出てくる「十戒」でモーゼの前に海が割れて道が出来るようだ。笑
しかし、M子さんのウミウシを見付ける力は奇跡でも偶然でもない。長年培ってきた勘や知識と、何よりウミウシへの深い愛情に裏付けされているのだと思う。そこが凄い!
「他の魚が食べ散らかした残りを食べている魚」の記事を読んで、かつて眉をひそめたのだが、、、。
最近、M子さんのおこぼれを多々頂戴している我が身。今やおこぼれに預かっている魚の気持ちが痛いほど良く分かる 笑
本種ボニンユビウミウシも小笠原でM子さんに近寄って行ってお裾分けいただいた種。さらっと凄いウミウシを見つけ出す。この時もまさにそうだった。
ボニン(無人)=小笠原のユビウミウシ。本種の分布域にマーシャル諸島を加えている図鑑もあるが、分布を小笠原諸島のみとした図鑑も複数ある。
今後もおこぼれを頂戴に上がります。よろしくお願いします。
データ詳細
撮影日
2020.09.23 #920
撮影ポイント
小笠原 ひょうたん島 ひょうたん島
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)