ボニンハナダイ

スズキ目ハタ科ハナダイ亜科

2021.9.26:投稿



【分布域】小笠原諸島、伊豆大島、高知県柏島。
【生息域】生息水深は20〜40m。
【特徴】頭部の口先は黄色。体側はやや濃い目のピンク色。尾鰭は黄色をしている。



「ボニンハナダイ」

本種は小笠原諸島固有のハナダイで、2017年に正式な和名が付けられた。
元々、”ボニン”は”無人”との意味から来ていて、小笠原諸島の英名は”ボニンアイランド”。
すなわち「ボニンハナダイ」は”小笠原のハナダイ”と云うこと。


近年、伊豆大島や高知県柏島でも本種の出現報告が聞かれるようになった。
つい最近、伊豆大島の現地ショップで「ボニンハナダイを確認した」とのブログがあがっていた。
是非見たいと思い伊豆大島を訪れた際リクエストしたが、深すぎて生息域へ行くことは叶わなかった。


今回、名前の由来になっている小笠原の海でボニンハナダイに会うことができ、更に首尾よく写真を撮ることも出来た。結果的には、他ならぬ”小笠原の海”で出会えたことはこの上ない幸せだった。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.09.19 #1045

撮影ポイント

小笠原諸島 父島 えび丸

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

ボニンハナダイの写真は全て同じ時・同じ個体。
小笠原最終日の朝一のダイビングでのもの。
実は、その前日の3本目(その日のラスト)でも同じポイントで潜り、ボニンハナダイを見せて貰った。ところがこの時は一瞬でまかれてしまった。何処へ隠れたのか探したが見付からず諦めた。

 

日にちを跨いで2本連続で同じポイントで潜ったことになる。
ボニンハナダイ、イトヒキコハクハナダイニラミハナダイの稀で貴重なハナダイが揃う「スーパーポイント」は連続して潜るだけの価値がある、そして魅力あふれるポイントだった。
ちなみに、ボニンハナダイが居た水深は約31mだった。

 

ボニンハナダイはフチドリハナダイと酷似しているが、本種の方が尾鰭の黄色い域が広い。

 

参考写真:斜め前からの顔。何故かいつも口が半開き。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.09.19 #1045

撮影ポイント

小笠原諸島 父島 えび丸

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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