ベニハゼ
スズキ目ハゼ科ベニハゼ属
2023.11.5:投稿
【分布域】八丈島、静岡県、紀伊半島、屋久島、琉球列島。
【生息域】内湾の湾口から中程、サンゴ礁域の礁斜面やドロップオフに生息。サンゴの根の壁面、崖壁の亀裂内に単独でいる。生息水深は3~20m。
【特徴】体色は紅色。第1背鰭の棘は伸長しない。尾部腹側に白色斑がない。全長約3cm。
「ベニハゼ」
体色を”紅色”と書いたところで、名前の由来は明白(笑)
鮮やかな紅色の体に白色斑がある美しく小さなハゼである。
本種とよく比較されるチゴベニハゼ。
ベニハゼとの違いは、第1背鰭の第2棘が伸長するところ。
また、チゴベニハゼは尾部腹側にも白色斑があること。
頭部が青みがかっているのがチゴベニハゼかと思っていたが、そこを両種の識別ポイントにあげる記載はどの図鑑にも見られない。
本種ベニハゼは両方向性の性転換をみせるとか。
雄から雌へ、雌から雄へと。
参考写真:2014.5.3 @奄美大島 手広海岸
小さな窪みを覗くと、時々見付けることが出来る。
窪みの白色の砂底に、紅色の体が良く映えて美しい。
背鰭をピーンと立てて、こちらを見る顔が何とも言えない。
データ詳細
撮影日
2014.05.05 #426
撮影ポイント
奄美大島 手広海岸
使用機材
Olympus XZ-1