ベニハナダイ

スズキ目ハタ科ハナダイ亜科

2021.10.6:投稿



【分布域】南日本の太平洋岸、伊豆諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】サンゴ礁外縁部に生息。水深35~50m位の深場の根の周りで小さな群れを作る。
【特徴】雄の体側中央の背鰭直下に赤色~オレンジ色の斑点が1つある。その斑点を境に体色は前方後方でやや異なる。尾鰭両葉の端は黄色。眼の下には2本のラインが走る。雌雄共に眼の虹彩は黄色。雌の体色は薄い桃色からオレンジ色をしていて、多数の黒っぽい点が並んでいる。雌の尾鰭は黄色。稀種。



「ベニハナダイ 雄」

屋久島で”雄らしい雄”に初めて出会った!
生息域も図鑑通り。水深37m辺りで小さな群れを作っていた。


”雄らしい雄”とは体側中央の背鰭の下に赤色の斑点を持つ個体との意。

雌の体色は一様に薄い桃色やオレンジ色であるのに対して、雄の体色は体側中央辺りを境に前後方でやや異なった体色をしている。この特徴を備えてはいるが、体側中央に赤色の斑点がない雄にしかそれまで会ったことがなかった。


参考写真:2021.1.23 @田子 沖の浮島根
上記の意味においてこの個体は”雄らしい雄”には当たらない。”正真正銘の雄”へあと一歩といったところだろうか。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.10.02 #1051

撮影ポイント

屋久島 一湊 金坂

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

ベニハナダイ 雌

 

初めて会ったベニハナダイの写真。2019年の柏島・民家下北北の深場。
本種との付き合いは未だ2年半程で日は浅い。
ハナダイは雌性先熟であり、雌の個体の方が雄よりはるかに多く出会えるチャンスも雌の方が多い。

 

伊豆の田子・沖の浮島根にもベニハナダイは出現していて、比較的コンスタントに見ることが出来る。

 

参考写真:2019.12 @田子 沖の浮島根

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2019.06.22 #807

撮影ポイント

柏島 民家下北北

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

ベニハナダイと1,000本記念

 

誰かが100本や200本など区切りの良いダイビング本数を迎えた時は海の中でお祝いの記念撮影をする。
通常、根頭などで「この辺に集まって」と言われ皆で並んで写真を撮る。
この時はそんな掛け声は無いままベニハナダイを撮っていた。何故か横一列になって。
夢中になってベニハナダイを撮りながら「何か」を感じて顔を上げた。すると、マサさんが記念フラッグ越しにカメラをこちらに向けていて目が合った。
思いも掛けない素敵な記念撮影になった。

 

写真はその時撮ったベニハナダイ。きっとベニハナダイも一緒に祝ってくれていたのではないかと思っている。笑

 

参考写真はその時の様子。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.05.29 #1000

撮影ポイント

田子 沖の浮島根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

せつこ

2021.10.08

18:00

本当に良い1000本記念Diveになりました!
大好きなハナダイを撮りながらなんて最高!
言葉が使えない海の中、マサさんとの「以心伝心」結構あるよね。(そして実は、陸でも)
私の”しあわせダイビング”を凝縮したひと時でした。
これからも宜しく😊

まさ

2021.10.08

11:42

1000本のダイビング。
感慨深い瞬間でしたっ。

水深30mで写真に没頭する手練れ衆の中心で、ひときわオーラを放っているせっちゃんに
僕は畏敬とほほえましさを両方感じていました。

マサシが描いた記念の旗をこっそりと取り出し、「おめでとう」「すごいね」そう思いながらカメラを向けたのです。

どういうわけでしょう。そのときです。
せっちゃんだけが顔をこちらに向けたのです。

水中で多くの時間をせっちゃんとご一緒させて頂いて、思い返せばそんな以心伝心たくさんあったなと。

30mの海底で無言で噛み締めあった1000本。
ベニハナダイの花束添えて。

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