バサラカクレエビ
テナガエビ科ツノメヤドリエビ属
2022.11.17:投稿
【分布域】南日本。
【生息環境】サンゴ礁域や岩礁域に生息するリュウキュウウミシダやハナウミシダを宿主として共生している。水深15m。
【特徴】隠れているウミシダの色に合わせて擬態している。色彩は変異に富む。体に薄く細い横線が多数はいる。眼の先が尖っている。
「バサラカクレエビ」
ウミシダを指示棒でめくると、現れるのがバサラカクレエビ。
見事なまでの擬態名人!
それぞれの宿主にそっくりな体色をしている。
ただ、見つからないように擬態しただけなのだろうが、”婆娑羅”の名を付けられたエビ。
*婆娑羅・婆沙羅・婆佐羅
様々な漢字が充てられる「バサラ」という言葉。
鎌倉時代と室町時代の中間に当たる南北朝の内乱期。その頃に見られた顕著な風潮で、華美な服装で飾り立てた伊達な風体や、派手で勝手気ままな遠慮のない、常識外れの振舞い、またはその様子を表している。サンスクリット語のvajraから転訛した言葉といわれる(コトバンクより抜粋)
データ詳細
撮影日
2021.05.03 #981
撮影ポイント
奄美大島 バベル
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「@石垣島 バサラカクレエビ」
石垣島の海を訪れると、必ずと言って良いほど紹介して貰えるのがバサラカクレエビ。
石垣島には個体数が多いのか?探すのが上手いのか?ガイドの方が本種を好きなのか?笑
参考写真:2012.11 @石垣島 モエギポイント
写真映えするようにウミシダの先の方へ誘導して青抜きで撮らせて貰った。
カメラマンには有難いが、バサラカクレエビにとっては迷惑な”サービス”かも知れない。
ところで、現状のウミシダと違った色彩のウミシダへ人の手で移動させたら、直ぐに体色を変えるのだろうか?
それとも時間を掛けて徐々に擬態し直すのだろうか?
その様子を見てみたい気がする。
まぁ、エビにとってはこれ以上迷惑な話は無いだろう!止めておこう。
データ詳細
撮影日
2014.03.03 #405
撮影ポイント
石垣島 大崎ミノカサゴ宮殿
使用機材
Olympus XZ-1
いさむ
2023.12.26
13:41
ラオメネス・パルドゥスかと思われます。Laomenes pardus