バラハタ

スズキ目ハタ科ハタ亜科

2022.6.10:投稿



【分布域】南日本の太平洋岸、伊豆諸島、小笠原諸島、琉球列島。
【生息域】潮通しの良い岩礁やサンゴ礁外縁部を単独で活発に泳ぐ。
【特徴】成魚の体色は鮮やかな朱色或いは褐色。全身に赤色の斑点が散らばる。尾鰭は三日月形に湾入する。各鰭は黄色く縁取られる。体側背側に短い横帯が数本現れることもある。全長60~80cm。
幼魚は体側に明瞭な黒色の縦帯があるが長ずるに従い消えていく。鼻筋には白色~黄色いラインが通る。背側は赤色で腹側は白色。全身に水色の細点が多数入る。





「バラハタ 成魚」

バラハタの成魚の写真は、小笠原諸島で撮ったものばかり。
他の海では会った記憶がない。

バラハタの成魚の写真は、”帯に短したすきに長し”のものばかり。
納得出来る写真を撮ったことがない。


バラハタを漢字表記すると、「薔薇羽太」。
深紅の体を薔薇に例えたものだろう。


フラッシュがしっかりと当たっていないと、濃紺色の体に鰭の縁の黄色だけが目立つ。
当然、海中で目撃した時も同じ色彩になる。

残念ながら、私の写真は何れも海中での目撃時の色彩(フラッシュが当たっていない)
バラハタ程の大型種は、ある程度距離を取らなければ全身を捉え切れない。
外付けのフラッシュではなく、内蔵ストロボの撮影での限界かなとも思う。
参考写真を含めて2011年初めて訪れた小笠原でデジカメで撮った写真。


参考写真:2011.5 小笠原諸島 兄島 人丸アウトサイド
中途半端に近づくと、フラッシュも当たらず、特徴的な尾鰭が見切れてしまう。

データ詳細

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撮影日

2011.05.03 #214

撮影ポイント

小笠原諸島 兄島 ひょうたん

使用機材

Olympus XZ-1

「遠景 バラハタ 成魚」

 

上の2枚の写真は名前も知らずに撮ったが、再び2016年に訪れた小笠原で再会を祝して撮った。
海の中では、鰭の縁の黄色が特徴的。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2016.05.05 #542

撮影ポイント

小笠原諸島 ケイタ列島 嫁島 マグロ穴

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.9~18mm F4.0~5.6)

「バラハタ 幼魚」

 

バラハタの幼魚に初めて会ったのは下の参考写真の個体。
参考写真:2016.11 @田子 弁天島
警戒心が強く、頭だけを出してこちらを窺っていた。
この時は全身を見ることは出来なかった。

 

上の写真はそれより3年後に屋久島の海で”泳ぐ姿”を捉えることが出来た。

 

小笠原の海で見てきた「あのバラハタ」の幼魚かとちょっと感慨深かった。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2019.10.05 #833

撮影ポイント

屋久島 一湊 タンク下

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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