アンボンスズメダイ
スズキ目スズメダイ科スズメダイ属
2022.11.26:投稿
【分布域】西表島:東部インド洋、西部太平洋。
【生息域】水深5~70mの潮通しの良いサンゴ礁のサンゴ周辺で単独で見られる。特にドロップオフの24m以深に多い。
【特徴】体色は淡いオリーブ色。眼はネコ目胸鰭基底に黄色い斑紋がある。尾鰭の上下には黒色~焦げ茶のラインが入る。尾鰭の先端は枝状に伸長する。
「アンボンスズメダイ 幼魚」
危ないところだった!
日本には生息しない種だと思い込んで「Ambon Chromis」と表記するところだった。
当図鑑では、日本の海にも生息する種は、例え和名がなくともカタカナ表記にしている。
一方、日本の海には生息しない、海外種はアルファベット表記。
ただし、日本の海にも生息するといっても、西表島のしかも限られた場所にのみ生息する。
私がアンボンスズメダイを撮ったのはパラオ。
そんなことも手伝って、てっきり日本の海にはいない種だと思い込んでしまった。
パラオのジャーマンチャネル。
ここには”ベラゾーン”と呼ばれる場所があり、婚姻色のベラが現れたりする。水深は25m位。
チームの皆とは分かれて、ごく少人数で現地ガイドNAOさんに案内してもらった。
そこで紹介して貰ったのが本種「アンボンスズメダイ」。
未だ小さな幼魚だった。
枝状サンゴの周辺を単独で泳いでいた。
マルスズメダイに似ているともいわれる。
体色などが似ているからか。
アンボンスズメダイには胸鰭基底に黄色い斑があり、尾鰭の上下が黒色のラインであることなどから区別出来る。
参考写真:同じ時の同じ個体の写真。
サンゴと比べると、小さな個体だったことが良く分かるのではないかと思う。
データ詳細
撮影日
2020.03.21 #866
撮影ポイント
Palau German Channel
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)