奄美大島 朝陽

HP公開前投稿


「奄美大島ダイビングツアー」

夜が明ける前からウエットスーツを着始める。朝食前に1本。

奄美のビーチポイント手広海岸や倉崎海岸は遠浅で水も温かい。それが60分越えのロングダイブを可能にし、窒素抜きの時間もそう長くは要らない。

休憩スペースで休んでいると、誰からともなく「行く?」と声が掛かる。
自由参加のはずが皆んな揃って、いそいそと準備を始める。

海の中はまったり〜、のんびり〜。
それぞれ自由気儘。
芥子の実大のウミコチョウを撮る人。
カメとの遭遇を求めて泳ぐ人。
納得のいかなかったターゲットと再び対峙する人。

陸に戻ると、
車からタンクや器材の積み下ろしに、タンクチェンジ。テキパキ速い、はやい!
いつの間にか暗黙で役割分担まで出来ている。 なんという「チームワーク」だ。
寸暇を惜しんで、次の海へ向かう。

そして太陽が傾き水平線に沈む、そのほんの少し前。
この日の6本目、ピアテグリの海へ潜降していく。

ニシキテグリの産卵狙い。
海中で息をひそめ「その時」を待つ。
暗くなった海、それぞれの想いをのせてフラッシュが瞬く。

浮上したころには、あたりを夜の帳が覆う。

遊び切った皆んなを、奄美の郷土料理が待っている。
渇いた喉を通るビールの美味しいこと!

満天に広がる星々を仰いで寝ぐらへ帰る。

忘れられない日々。

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