アカメバル

スズキ目メバル科

2022.7.12:投稿



【分布域】北海道~長崎県の日本海沿岸、岩手県、八丈島、相模湾~宮崎県の太平洋沿岸。
【生息域】沿岸のガラモ場、アマモ場、周辺に砂地のある岩礁域に生息。
【特徴】体色は赤色~オレンジ色と明るい色合い。両眼の間の頭部に不定形な暗色の斑紋がある。体側の背側には暗色の斑紋が並んだ縞模様がある。胸鰭軟条は通常15本。




「違和感」

メバルは普通種で生息域も広く、比較的頻繫に目にする。
だから当然、私の認識として”メバルは既に撮った魚”だった。

ところが写真の個体に出会った時、何か見過ごすことの出来ない「違和感」を持った。
「メバル」にしてはやけに赤い!
念のために撮った。


「メバル」と呼ばれていた種は近年、以下のような図鑑上(分類上)の変化があった。
①カサゴ目フサカサゴ科 ⇒ スズキ目メバル科 
他の種も含めて、カサゴ目は全てスズキ目に変更された。
②フサカサゴ科に属していたメバルは新たに「メバル科」が作られそこの所属となった。
③一括りに「メバル」と呼ばれていた種は「アカメバル」「クロメバル」「シロメバル」と3種に分類されるようびなった。
これはDNAを調べた結果、別の種として区別されたらしい。3種の識別ポイントは胸鰭軟条の本数。



私が海の中で抱いた「違和感」も満更ではなかったと、1人膝を叩いた。笑


もっとも、魚に詳しい人なら「メバル」には、
赤っぽいメバル・黒っぽいメバル・白っぽいメバルがいることは周知の事で、今更の「違和感」かも知れないが。。。



参考写真:同じ時同じ場所での1枚。
この時は数匹で群れていた(多分)

*メバルについてはクロメバルに詳述。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2015.10.03 #516

撮影ポイント

田子 白崎

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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