オヨギイソハゼ
スズキ目ハゼ科イソハゼ属
2021.6.8:投稿
【分布域】琉球列島:西部太平洋
【生息域】サンゴ礁域の礁池や礁斜面に生息。水深3〜30mの枝状サンゴやテーブル状サンゴの周りに群れている。
【特徴】体長は3cmほど。体は半透明だが、内部の幅広い赤黒色の縦帯に吻から眼の上部を通って尾鰭の基底中央まで白色の縦帯が走る。雄は第1背鰭の1〜4棘と尾鰭の鰭状が糸のように伸長する。
【判別ポイント】近似のソメワケイソハゼは腹部下縁に白色の縦線が走る。尾柄部基底に1黒色斑がある。(雄は名前通り体側が上下で色分けられるが、雌はその特徴が若干分かり難いので注意が必要)
上記の特徴を踏まえると、この写真の個体達は皆雌のようだ。
データ詳細
撮影日
2018.11.22 #748
撮影ポイント
石垣島 ネオンポイント
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
今まで雌雄の違いなど意識せずにカメラを向けてきたが、海の中で雌雄を判別するのは至難の技と思われる。
写真を拡大して見ると、この個体は明らかに雌。背鰭も尾鰭も糸状に伸びていない。
1枚目と2枚目は同じ時の写真。もしやハーレムを形成していたのだろうか。ハーレムの主である雄の存在に気付かなかったのか??と言うより、ハゼを見る時あまり雌雄について頓着してこなかった。また更に、ハードルが高くなってしまった。
データ詳細
撮影日
2018.11.22 #748
撮影ポイント
石垣島 ネオンポイント
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
この個体、尾鰭を見ると「伸長しているようにも見える」
もしや雄???
こうした自分の「希望的観測」という色眼鏡を通して判断するのは最も危険。
この個体は「雄か雌か判断出来ない」(私の知識では)というのが正しい判断!
もし今後オヨギベニハゼに会えたら、雄を狙いたい。が、海中での雌雄の識別は難しそう。ならば数を打って、その中に雄が混じる可能性に賭けてみよう!!この作戦、実を上げるだろうか?!
データ詳細
撮影日
2018.11.23 #752
撮影ポイント
石垣島 コラールガーデン
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)