スミツキベラ
スズキ目ベラ科タキベラ属
2024.8.13:再投稿
スミツキベラの若魚と初めて会った。
最後尾に掲載。
2021.6.4:投稿
【分布域】南日本の太平洋岸、琉球列島、小笠原諸島。
【生息域】岩礁やサンゴ礁の水深10m位に単独で生息する。根の陰など暗がりを好む。幼魚は更にこの傾向が強く窪みやオーバーハングなどで見ることができる。
【特徴】成魚は体の前半域が赤褐色で後半域は白色。斜めにその域は分けられている。名前通り黒色の斑点(墨・すみ)が明確にある。胸鰭の基底、背鰭中央辺り、臀鰭の3か所。尾柄部から尾鰭は黄色がかる。眼の虹彩は赤色。幼魚は体の地色は黒く白い斑点がある。吻の先は白色。腹鰭は白色。
【識別ポイント】本種は成魚も幼魚もケサガケベラに似るが、ケサガケベラ成魚は黒色の斑点は胸鰭基底の1つのみ。ケサガケベラは名前通り赤褐色の域と白色の域の境に黒色に染め分けられた部分(ケサガケられた部分)がある。
本種の幼魚は黒地に白色の斑点があるが、ケサガケベラは黒地の体に斑点が黄色。このため識別は容易。
ここ数年の私の海の中での課題?は「撮り直し」
既に撮った種を少しでも良い写真に「更新」することが、自分にとって「新しい種」を蒐集することと並んで大切な”2本柱”になっている。
写真を「更新」していくことは現役ダイバーの内は永遠に続く。もっと良い写真、もう少し良い写真。尽きない欲望!?
「スミツキベラの成魚」の写真。
結構、手こずっている。出会うチャンスは案外あるのだが。
画角から吻先がはみ出したスミツキベラ。。。。。(スミツキベラが窮屈だと泣いている?!)
紙の媒体ではないデジタル図鑑の強みを生かして、近々適切なサイズのスミツキベラの写真に更新したい。
ところで、インデックスの写真、ターゲットのサイズはまぁ良い。眼のピントが甘い。特徴である黒色の斑紋(スミ)が背鰭が開いていないため表現出来ていない。
まさに、どれもこれも「帯に短し襷にながし!」あぁ。。。
データ詳細
撮影日
2020.09.23 #919
撮影ポイント
小笠原 兄島 丸山崎
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)