ツルグエ
スズキ目ハタ科ハタ亜科
2021.4.17:投稿
「貴重な副産物」
2016.6.14 この日の”狙い”ははっきりしていた。 「ナガハナダイ!!」
インストラクターの龍くんが、着底してナガハナダイを撮れる場所を事前にリサーチしてくれていた。
リクエストしていたナガハナダイを首尾よく撮って、一息ついた頃。
ほぼ同じ水深(40m弱)のやや横、龍くんが指差した。スレートには「ツルグエ」と書かれていた。
ツルグエは岩礁域の潮通しの良い30m以深の岩礁斜面の岩棚や穴などに生息していることが多い。警戒心は極めて強い。
ツルグエのことを私は全く知らなかった。この時は、逆にそれが功を奏したように思う。
日頃皆んなから指摘を受ける私の強い”殺気”。知らないが故に「へぇ〜」位の軽い対し方が、警戒心の強いツルグエを怖がらせなかったのかも知れない。
ツルグエは逃げなかった。笑
ナガハナダイを狙って深場へ行き、その同じ深場が生息域のツルグエに遭った。単なる偶然ではない。
ナガハナダイの「副産物」と言ってはツルグエに失礼かも知れないが、わざわざツルグエを狙って深場まではいかないと思うので。
データ詳細
撮影日
2016.06.14 #561
撮影ポイント
伊東 白根南
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
ツルグエの特徴は口先から尾鰭の付け根の上部までややぼやけた黒褐色の縦帯が通っていること。
駿河湾以南の太平洋岸、伊豆諸島、奄美群島、琉球列島を分布域に持つ。
データ詳細
撮影日
2016.06.14 #561
撮影ポイント
伊東 白根南
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)