ソメワケヤッコ

スズキ目キンチャクダイ科アブラヤッコ属

2021.4.1:投稿


今日から、4月。新年度。

フレッシュマン達の季節。


ここにも”若々しい生物”をと頭を巡らした結果、ソメワケヤッコのことを思い出した。

「ソメワケヤッコ幼魚」のこの写真を見ると「若いって素敵だなぁ〜」と思わせてくれる綺麗な個体だった。そんな印象を強く私に残した「ソメワケヤッコ」


ソメワケヤッコの名前は図鑑を見て知ってはいたし、南の海でその姿を見てはいた。多分。

しかし本種も属するキンチャクダイ科やチョウチョウウオ科の魚は、目に入ったからといってカメラに収めるのはなかなかに難しい。何処かに止どまることなく常に動いているからだ。その為か敢えて紹介される機会も少ない。

本来南の海にいる種が”季節来遊魚”として伊豆の海にいる時がある。それが絶好の撮影チャンス。トロピカルな魚を温帯の海・伊豆で狙う。この辺が実に面白い。田子の白崎のサンゴエリアはトロピカルな魚の幼魚達とじっくり向き合うことが出来る絶好の場所。





データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2015.09.01 #505

撮影ポイント

伊豆海洋公園

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

1枚目と同じ個体。

 

この日は1本目に、憧れのポイント伊豆海洋公園の「ブリマチ」へ無理を言って連れて行って貰った。このソメワケヤッコに会えた2本目も、そのブリマチに負けずとも劣らない充実のラインナップ。シコクスズメダイの綺麗な幼魚やコウワンテグリなどを撮った。
因みにこの日のインストラクターは龍くん、バディーはトミー。二人とも20代。
この日出会った”魚”も、海を共にした”人間”も若くてフレッシュ。

 

「ソメワケヤッコ=フレッシュな若者」と脳にインプットされた。

 

ソメワケヤッコの分布域は南日本の太平洋沿岸、八丈島、小笠原諸島、屋久島、琉球列島。岩礁域やサンゴ礁域の水深約20m以浅に生息。内湾などでも見られる。普通種。一夫多妻制のハーレムを作るとか。。。

 

見た目の特徴は敢えて書くまでもないが、名前通り体の前方は黄色、後方を濃紺色に”染め分け”られている。眼を通る1本のラインは体後方と同じ濃紺色。尾鰭、腹鰭は黄色。体後方の濃紺色の域には濃淡での横縞が見られる。

 

図鑑を見て、最後に私が驚いたのは「雌雄、幼・成魚間で色彩の差はほとんどない」との一文。えっえっえ〜そうなの〜??

 

参考写真:2019.11 @田子.沖の浮島根 小さくてシャイな個体で、常にそっぽを向かれて上手く捉えきれなかった。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2015.09.01 #505

撮影ポイント

伊豆海洋公園

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

コメント

※メールアドレスが公開されることはありません

CAPTCHA