2020.12.6：投稿

名前の通り尾柄に黒色の斑紋があるのが特徴。

こうした地味目な種は見過ごしてしまい易く、普通種の割に私の図鑑への登録は880番目。

綺麗な背景に居たので撮ってみた。どの図鑑も１枚目のような色合いの写真が掲載されている。

この個体、確かに尾柄に黒色斑があるが、余りにも色合いが違うので別種かも知れないと少し不安だった。
山渓ハンディ図鑑「日本の海水魚」を読み進めると「全身赤みの強い個体もいる」と納得の記述。有難い。

が、さらに読み進めると、
「エソ科の魚は、海底から小魚に素早く襲い掛かるが、なかなか成功しない」と書かれている。
なんか笑える。図鑑にそんなこと書かれるってどうなんだろう。エソ達はプライド傷付かないのか心配。

追記：
一晩寝た後思い出した。本種オグロエソではないが、エソの捕食シーンを撮ったはずだと。
記憶を辿って莫大なデータから掘り出した。捕食された魚は可哀想だが、エソ達の名誉の為に参考写真に載せる。
エソ科の魚だってしっかり捕獲に成功することもあるのだ！
咄嗟の出来事で、写真は青被っていてお粗末。本来は４連続の組写真だが、その中の１枚をピックアップした。

もう一晩寝て考えた。弱肉強食の自然界、生きていくには食べなければならない。
プライドだの、可哀相だの言うべきではなかった。
厳しい自然界、そこにお邪魔させて頂く身。その辺もしっかり受け止めなくてはと反省。