ヨコシマタマガシラ

スズキ目イトヨリダイ科

2025.8.3:投稿



【分布域】八丈島、小笠原諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】サンゴ礁や砂底の水深10~20mに小さな群れで見られる。
【特徴】体は長い楕円形。吻端は比較的鈍い。腹部は銀白色。背部は2本の黄白色の縦帯がある。老成すると縦帯の後方が不明瞭になり、体側に短い横帯が現れて格子状の模様になる。幼魚は背鰭前部に黒斑が1つある。フタスジタマガシラの幼魚に似るが、本種の幼魚には目の下に細い暗色縦帯がない。






「古い一枚の写真から」

ヨコシマタマガシラを見たのは2011年3月。
サイパン島の海。

正確に言うと「見た」のではない。
私が見ていたのはアカヒメジの小さな群れ。
ヨコシマタマガシラを見てはいなかった。

アカヒメジを撮ったお粗末な”一枚の写真”に写り込んでいた「数匹の小さな魚達」。
体側の模様から、その魚の名前は「ヨコシマタマガシラ」だと後日判明。
(その時の写真は下の参考写真。丸で囲んだ魚)





それから、14年と4ヶ月の歳月が流れた
久米島の海の中。

皆は別の生物を撮っていた。

そこからやや離れた場所に”あの模様の魚”が小さな群れを作っている。
私はそっちの魚達に目が釘付け。
”あの写真”に写っていた魚だ~!!



内心私のテンションは爆上がりした。
が。
逃げられないように、
魚達と目を合わさないように、
ゆっくりゆっくり近付いた(つもり)


やっ巡り逢えたのだから、
どうしてもカメラに納めたい。

満足な写真かどうかは別として、 、
嬉しいmy新種を加えることが出来た。

執念の1種!(笑)



参考写真:2011.3.6 @サイパン島 沈船(松安丸)

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2025.07.19 #1537

撮影ポイント

久米島 コラールガーデン

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

現地ガイドの成田さんが「あの魚(ヨコシマタマガシラ)撮った?」と聞いてくれた。
既に5~6枚撮っていたのでOKサインを出した。

 

「ここのポイントでしか見かけない魚です」と。

 

久米島を訪れるのは、今回で5回目。
海況の関係もあって初めて潜った「コラールガーデン」。

 

人との出会いも、魚との出会いも、
”縁”なのかなぁ~とつくづく感じたヨコシマタマガシラとの”巡り逢い”だった。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2025.07.19 #1537

撮影ポイント

久米島 コラールガーデン

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

コメント

※メールアドレスが公開されることはありません

CAPTCHA