ニジカジカ
スズキ目カジカ科

2025.6.29:投稿
【分布域】岩手県及び島根県以北の北日本沿岸。オホーツク海。
【生息域】沿岸の岩礁域に生息する。
【特徴】体色は赤色や紫色っぽい個体が多い。体は重厚で頭は大きい。眼上部に房状の皮弁があり、後頭部にも2対の小皮弁がある。体の表面は滑らかで鱗がほとんど無く粘液性に富む。体長40cm程まで大きくなる。
「ニジカジカ」
図鑑『日本の海水魚』に掲載されているニジカジカの写真撮影地は、積丹半島と知床半島。
私が本種ニジカジカに初めて出会い、撮影したのも知床半島の羅臼。
羅臼は知床半島の東に位置している。
さらに根室海峡を挟んで、羅臼からは思いの外大きな”国後島”が眼前に横たわっている。
あの”北方四島”の一つが、こんなに近いのかと改めて実感した。
羅臼町は知床半島だが、羅臼山は国後島にある。
北海道の北東部に位置する羅臼。
羅臼の海は、南の島の海のようにトロピカルな魚は居ない。
私が訪れた5月下旬。
水温は6℃台。
地味な色の生き物が多い。
しかし、
北の冷たい海ならではの”貴重な生き物”との出会いが沢山あった。
本種ニジカジカもその中の1種である。
データ詳細

撮影日
2025.05.23 #1522
撮影ポイント
北海道 羅臼 ローソク岩(ゲストハウス前)
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)