マナベべラ
スズキ目ベラ科マナベべラ属
2024.9.13:投稿
【分布域】八丈島(幼魚)、小笠原諸島、和歌山県串本(幼魚)、高知県柏島、屋久島、琉球列島。
【生息域】浅い内湾のサンゴ礁で見られる。枝サンゴなどのサンゴに依存する。この傾向は幼魚はより顕著。
【特徴】雌雄の色彩はほとんど無いが、雄は基本的に濃紺の地色に体の中央が赤茶色になる。雌は赤茶色や褐色、青緑色など変異が非常に多い。口は短い筒状をしているのが本種の特徴。成魚は胸鰭基底に黒斑がある。幼魚は眼を通る2本の縦のラインが特徴。
「解せない!」
私は今まで本種マナベベラの成魚を見たことがない。
図鑑によって本種に関しての見解が異なる。
・八重山諸島では普通に見られるが、他の地域では少ない。
別の図鑑では
・浅い内湾のサンゴ礁で見られる普通種。
ベラ科の魚は動きが速い。
海の中で出会っても写真が撮れるかどうかは別問題。
だが、マナベベラの成魚は雌雄ともに写真を撮れたかどうか以前の問題。
認識したことがない。
何故、見つけられないのだろう。
どうにも、解せない。
条件(分布域・生息域)はあるものの、”普通”に見られるはず。
今後、本種の特徴をしっかり頭に叩き込んで、気合いを入れて探していきたいと思う。
冒頭の写真は本種マナベベラの幼魚。
1cmに満たない体長だった。
幼魚は枝サンゴへの依存が強く、サンゴから離れない。
クロベラの幼魚に似てはいるが、白色の縦のラインの数が違う。
クロベラの幼魚は1本。マナベベラの幼魚は2本。
データ詳細
撮影日
2024.08.30 #1439
撮影ポイント
久米島 マンタステーション
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)