ミツボシキュウセン

スズキ目ベラ科ホンベラ属

2024.9.15:再投稿



未撮影だったミツボシキュウセンの雄相を撮影。
最後尾に掲載。





2024.7.9:投稿



【分布域】伊豆諸島、静岡県八幡野、和歌山県串本、高知県柏島、愛媛県愛南、屋久島、琉球列島、尖閣諸島。
【生息域】サンゴ礁の浅い内湾の砂地や礁池で多く見られる。
【特徴】雌雄ともに体側には目立った模様はなく、一様に白っぽい体色をしている。雄は顔の周辺のみ緑色やピンク色の模様が入り、尾鰭の付け根の黒い斑紋が目立つ。雄の尾鰭は黄色。雌の尾鰭の付け根にも斑紋があるが小さく、オレンジ色や黄色っぽい色をしていて余り目立たない。雌や幼魚は、周辺の環境に合わせ、白色や緑色の色彩バリエーションが見られる。幼魚の体側に複数の白い横縞が状況に応じて現れることがある。




「美しきベラ」

水納島のケーブルというポイント。
エントリー後30分程が経過。
水深も浅い水中は明るくサンゴもきれいな砂地。


写真なんか?!撮れなくても、ただただ水中を漂っているだけで”シアワセ~” (笑)
と、思っていたのは紛れもない事実。


そんな時、今回のツアーの引率・マサさんが私を呼びに来た。
そして指差す先に、白い5~6cmの小さな魚。
泳ぎ方も個性的。頭を下げては持ち上げる。
頭には、いや吻には黄色いラインが見えた。

明らかに初見の魚。

何としても写真を撮らねば!
スイッチ・オン。
私はこの美しい魚を前に”豹変”した。


撮影後、海中でカメラの再生ボタンを押して、撮れたかどうかの確認までした。
ところで、あなたは誰?

ホテルへ戻って、早々に図鑑を確認すると、
「ミツボシキュウセン 雌相」と判明した。



因みに琉球列島では本種ミツボシキュウセンは個体数がそれなりに多いとか。
ただし、ダイバーの目に触れる機会より、シュノーケラーや磯遊びをする子供たちの目に触れる機会の方が多いそうだ。


本種ミツボシキュウセンが雌雄ともに、体側に目立った模様がなく、一様に白っぽい体色なのは、
白い砂地では目立たず、外敵から身を守るのに適しているから。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2024.06.30 #1420

撮影ポイント

水納島 ケーブル

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「ミツボシ?」

 

疑問?不満?その1。
本種”ミツボシ”キュウセン。
ミツボシと名乗る割に、雌雄ともにホシは1つしか確認出来ない。

 

「キュウセン?」

 

疑問?不満?その2
ミツボシ”キュウセン”と名乗ってはいるが、キュウセン属ではなくホンベラ属。

 

<解答編>
名前の由来っとなっているミツボシ。
尾柄にある黒斑以外は、明瞭でないことが殆ど。雄は眼や胸鰭の後方に黒斑が現れることもある。

 

~~キュウセンという魚は数種類存在するが、キュウセン(キュウセン属)以外はホンベラ属。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2024.06.30 #1420

撮影ポイント

水納島 ケーブル

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「ミツボシキュウセン 雄相」

 

ミツボシキュウセンの雌相を沖縄で初めて撮った2ヶ月後。
今度は久米島の砂地で雄相をゲット。
周辺には雌相もいた。

 

今回は雄相に集中!
惜しむらくは今ひとつ発色が悪い写真。
(砂地や浅場でのカメラ設定に行き詰まっている)

 

雄相の顔の周りの緑色やピンク色、尾鰭の黄色をもっと鮮やかに写し撮りたいものだ。
次回に期待!

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2024.08.29 #1436

撮影ポイント

久米島 ムーチーグー

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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