ミナミハタンポ

スズキ目ハタンポ科

2024.6.24:投稿



【分布域】南日本の太平洋岸、小笠原諸島、琉球列島。
【生息域】岩礁域に生息。昼間は穴や崖の下に潜む。
【特徴】体色は茶色だが、黄色みの強い個体も多い。夜行性。しかし、幼魚や未成魚は昼間でも崖下や外に出て活動する。体長は13cm程。





「ミナミハタンポ」

ハタンポ科のツマグロハタンポ・リュウキュウハタンポ・本種ミナミハタンポ
これらの識別は難しい。

強いて上げれば、、、
①ミナミハタンポの鱗(ウロコ)は1枚1枚が大きいが、ツマグロハタンポの鱗は細かい。
②ツマグロハタンポの背鰭や臀鰭の先端が黒い。
③側線有孔鱗数の数が違うが(ツマグロハタンポ70~82枚、リュウキュウハタンポ60~73枚、ミナミハタンポ45~54枚)

①~③どれも海中や写真だけでは確認するのは難しいし、特に③は採取して調べなければ無理な話。



ハタンポ科の魚を紹介してくれる現地のガイドの方の同定意見を参考にしている。
今回も迷わず明快に「ミナミハタンポ」と紹介された。

もちろん、ここに掲載する以上自分自身でも出来る限り精査はした。
(それでも間違っている可能性が無い訳ではない)




参考写真:同じ時の同じ群れ。群れと言ってもそこまで多い数ではなかった。
大きな岩と岩の間に出来たちょっとした穴の中にいた。せいぜい数十匹だったと思う。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2024.06.15 #1403

撮影ポイント

愛媛県愛南 ミツハエ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「ミナミハタンポの群れ」

 

愛南の海でのラスト1本。
ポイント名は「鹿浜のウド」
”ウド”というのは洞窟という意味だそうだ。

 

洞窟の奥の暗がりに群れていたミナミハタンポ。
ダイバーが入ってきて、ライトにも照らされて、洞窟の入口へ移動してきた。
そこを青抜きで撮るのがお決まりのアングル。

 

ワイド用のカメラが生憎不具合で使えず、止むを得ずマクロレンズで群れを撮った。。。
ピントぶれぶれだが、一応掲載。

 

参考写真:2011.6.28 @雲見 牛着岩
雲見の洞窟の暗がりで撮った1枚。
暗い場所なのでライトは必須だが、ハタンポの体に光が反射してしまった失敗写真。

 

こんな場所に生息しているという、まさに”参考写真”

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2024.06.15 #1405

撮影ポイント

愛媛県愛南 鹿浜のウド

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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