サザナミトサカハギ
スズキ目ニザダイ科テングハギ属
2024.2.22:投稿
【分布域】南日本の太平洋沿岸、伊豆諸島、小笠原諸島、新潟県佐渡島、屋久島、琉球列島。
【生息域】サンゴ礁域に生息。潮通しの良いサンゴ礁外縁の斜面やドロップオフの中層で大きな群れを作る。幼魚は内湾の浅いところで単独で見られる。幼魚は南日本の太平洋岸でも見られる季節来遊魚。
【特徴】体色は灰褐色または赤褐色。頭と体側面上部に小さな濃い青色の斑点が散らばる。体側面下部では横縞模様になる。眼から吻の膨出部まで青色の帯が入る。体高は高い。尾柄に2つの骨質板がある。成魚の尾鰭両端が糸状に長く伸びる。尾鰭の基部は青色で中央は灰色、縁は黄色。
「サザナミトサカハギ 雌」
冒頭の写真の個体は、雌だと思われる。
図鑑『日本の海水魚」には本種の雄と雌、そして幼魚の3枚が掲載されている。
その3枚の内、雌の写真と特徴が合致している。
本種サザナミトサカハギは、雄より雌の方が個体数が遙かに多いらしい。
データ詳細
撮影日
2015.03.18 #472
撮影ポイント
Palau Blue Corner
使用機材
Olympus XZ-2
「サザナミトサカハギ 幼魚」
名前の”サザナミ”は、体側の青色の細点や線状の斑紋が細波(さざなみ)を連想させることが由来。
屋久島で撮った幼魚の写真、”恥ずかしながら”の1枚。
参考写真:2013.11.17 @沖縄本島 恩納村 山田
この時はテングカワハギを狙って何枚も撮っていた。
その途中で、奥にいたサザナミトサカハギの幼魚に心移りした1枚。
データ詳細
撮影日
2019.10.06 #836
撮影ポイント
屋久島 一湊 お宮前
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)