テングヘビギンポ
スズキ目ヘビギンポ科
2023.10.14:投稿
【分布域】屋久島、琉球列島。
【生息域】サンゴ礁域の水深5~11mに生息。大きな転石の表面などで見られる。
【特徴】体色は透明感があり、途切れた白色の縦ラインが透けて見える。雄の吻端には肉質の細長い突起が伸びる。雌にはこの突起はない。体色は雌雄で似るが、雄の眼下にある青色のラインはない。雌雄共に尾鰭付け根に白色の小点が2つ並ぶ。
「屋久島で”天狗”に逢う!」
2012年のゴールデンウイーク。
西表島で「テングヘビギンポです」と紹介された。
しかし、どう見ても”天狗”には見えなかった。
その個体には、天狗のように”突き出た長い鼻”がない。
現地ガイドの方が間違ったのではない。
真相は紹介された個体は「テングヘビギンポ」の”雌”だったのだ。
2023年9月末。
屋久島で、やっと待ちに待った本物?の”天狗”に逢った!
感動した!
吻が長く突き出ている。
「これは確かに”天狗”だ」と、11年掛かって初めて納得した!(笑)
この鼻のような突起、波などがあると揺れたりするとか、軟らかいらしい。
屛風のような大きな石が2つ並んでいて、その表面に数匹のテングヘビギンポが棲んでいた。
ピコピコっと移動するので直ぐに居場所は判明した。
私はこの石にへばりついて、何枚も写真を撮った。
このポイントは「ヌーディー」と言ってウミウシが沢山いる場所。
私はこの時、他の生き物は捨てていた!
テングが撮れればそれで良いと思った。
ただ、運悪く?この1~2ヶ月程前に内蔵フラッシュから外付けストロボに替えたばかりで、使い熟せておらず、気持ちが空回りするばかりだった。
参考写真:同じ時の同じ場所の別個体。
データ詳細
撮影日
2023.09.30 #1319
撮影ポイント
屋久島 ヌーディー
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)