ナメラヤッコ
スズキ目キンチャクダイ科
2023.10.8:投稿
【分布域】南日本の太平洋沿岸、八丈島、小笠原諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】水深数m~20mの岩礁域やサンゴ礁域に生息する。
【特徴】体色は前方が淡い灰色、後方は暗色。背鰭、臀鰭、尾鰭は黒色でそれらの後縁は青色の縁取りがある。腹鰭は淡色で、その前方は薄黄色。鰓蓋後方から胸鰭基部に向かって橙色の細い帯がある。眼の周りと鰓蓋は赤く縁取られる。体長は約10cm。
「アブラヤッコ属!」
聞かなくても、その動きを見れば「アブラヤッコ」のご一族(属)だと嫌でも分かる。
ちょろちょろと静止することを知らない方達!
そのアブラヤッコ属の本種ナメラヤッコ。
色彩も地味目。
普通種で色々な海で泳いでいる。
既に今日までに、魚類だけでも投稿した種は900を超えている。
ナメラヤッコをこれまで投稿しなかったのは、そのアブラヤッコ属特有の動きに翻弄されて手こずっていたから。
何も生物豊富な屋久島の海で狙わなくてもと思いつつ、
「いい加減でナメラヤッコから卒業したい~!」との叫びが心の中に響いていたから。
”卒業”には未だ早いかも知れない。
もう少しナメラヤッコのストーカーでいようと思う。
参考写真:同じ時の同じ個体。
データ詳細
撮影日
2023.10.01 #1324
撮影ポイント
屋久島 K2(サザナミ)
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「擬態のモデル」
クログチニザの幼魚は本種ナメラヤッコに擬態している。
他にも本種に擬態している魚が数種類。
それは動きが素早く、捕食魚が諦めてあまり狙わないからだろうと想像されている。
捕食魚も諦める程の素早い動きのアブラヤッコ属の魚たち。
私が彼等に翻弄されても仕方あるまい(笑)
本種はペアーもしくはハーレムで見られることが多い。
データ詳細
撮影日
2019.10.20 #839
撮影ポイント
沖縄本島 本部 ゴリラチョップ
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)