2023.9.10：投稿

【分布域】南日本の太平洋沿岸、伊豆諸島、小笠原諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】水深の浅い岩礁やサンゴ礁周辺の斜面や礁池などで複数匹で群れている。
【特徴】体色は茶褐色。頭部周辺にオレンジ色の斑点が散らばる。体側にはラインはない。尾柄に鋭い棘がある。背鰭、臀鰭の基底後端に黒斑がある。





「粘った！　その結果、、、」

窒素が溜まることを恐れて、妥協した写真を撮って、後で激しく悔やむこともある。
逆に、思う存分粘って窒素を体に溜め込んでしまうこともある。


このナガニザ、八丈島のメインポイント・ナズマドで見付けた。
一目でmy新種だと分かった。
我を忘れて、粘って撮った。

撮り終わって、ふと我に返り、周囲を見渡すと。
仲間たちは皆、水深を上げた場所にいた。



「まずいっ！」と思って、腕のダイブコンピューターを確認すると、案の定　”まずいこと”なっていた。
粘り過ぎた！やり過ぎた！


要は、粘らなくてもサクッと撮れる技術があれば、こんな問題は起こらない。

ナガニザの写真を見ると、いつもそのことを思い出す。
しかし、そう簡単にそんな技術を会得出来ないのが現実。。。