アイナメ
スズキ目アイナメ科
2023.11.23:再投稿
婚姻色のアイナメに出会った。
写真は最後尾。
2023.8.14:投稿
【分布域】北海道以南、西南諸島と太平洋側の一部を除く日本各地の沿岸。
【生息域】浅海の岩礁域に生息する。底生性で単独で見られる。
【特徴】体色は淡い茶色系で緑色がかる。ただし、環境によって黄色、赤褐色、紫褐色など様々。雄の婚姻色では黄色が強くなる。背鰭は1つに繋がっているが、中央部に切れ込みがある。体高は高い。全長30~40cm程。
「アイナメ」
和名の由来は、鮎のように縄張りを持つため。「鮎並」が転訛したと言われている。
また、鮎に似て滑らかであるからとの説もある。
アイナメは一般的にも知名度が高い。
それは本種が白身魚で、食用としても流通しているからだろうか。
ダイバー的には、地味な魚の部類に入るように思う。
被写体としては”今ひとつ”だが、図鑑としては是非押さえておきたい1種ではある。
本種の雄は黄色い体色の婚姻色になり、雌を岩礁域の窪みなどに誘い込み、卵を産ませる。その後雄は卵塊に寄り添い守り続ける。
データ詳細
撮影日
2023.08.05 #1303
撮影ポイント
北海道 積丹 トドマチ
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「アイナメ 婚姻色」
アイナメの雄が婚姻色になると、体は黄色く染まる。
黄色く染まったアイナメに会うことが出来た。
周囲に卵塊はなく、産卵は未だ行われていないようだった。
アイナメの産卵期は秋から冬で、雄は岩陰などに雌を誘い込んで産卵させる。
雄は次々と巣に、複数の雌を誘い込ん産卵させるので、卵は緑褐色や赤紫色の大きな卵塊になる。その後、雄は卵のそばに残って、敵を追っ払って孵化するまでの卵塊を守る。
データ詳細
撮影日
2023.11.18 #1340
撮影ポイント
女川町竹浦 弁天島
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)