エンヤサラサエビ

サラサエビ科アカモンサラサエビ属

2023.7.22:投稿



【分布域】八丈島以南の南日本。
【生息環境】潮通しの良いサンゴ礁域の水深20mほどに生息。夜間はサンゴ礁の水路や壁で、日の差しし込まない洞窟では日中でも見られる。
【特徴】体色は赤褐色。体地色に不均等な淡い斑紋が散在する。腹部では斑紋は不鮮明になることもある。額角は長く反り上がる。雌雄で第1胸脚の形状に差があり、雄は発達して長く伸長し、指部はかぎ爪状。



「エンヤサラサエビ」

何か目新しい生物はいないかと、ライトを片手に岩の隙間や窪みを覗き込んでいた。

その中の1ヶ所に、
これまで私が見てきたエビ類とは、趣の異なる個体がいた。
「体の地色が淡い」これが本種から受けた私の第1印象だった。

帰京後、撮ってきた写真を見て「これはmy新種だ」と確信した。
体型などからサラサエビ科だろうと目星を付けて調べると「エンヤサラサエビ」が第1候補になった。
図鑑掲載の写真とは違和感があり、特定するのをためらった。個体による変異が大きいのだろうか。。。

下のサイトを参照して、エンヤサラサエビで間違いないだろうと思った。
日本十脚目写真館:https://japanesedecapods.web.fc2.com/caridea/Rhynchocinetidae/C.reticulatus.html




参考写真:同じ時の同じ個体。
冒頭の写真は回転、拡大している。
実際にはこんな感じでいた。


ところで、”エンヤ”と聞くと、
アイルランド出身の女性歌手を思い出した。
癒し系の楽曲が多く、一時期愛好した。
またひさしぶりに聴いてみたくなった。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2023.07.15 #1293

撮影ポイント

神津島 ナガンネ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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