コノハガニ
クモガニ科コノハガニ属
2023.6.30:投稿
【分布域】房総半島以南。
【生息環境】サンゴ礁、岩礁、磯、礁原、礁斜面、藻場(海藻類の生える転石帯)。生息水深は3~140m。
【特徴】体色は変異が多く、海藻類に似た緑色、褐色、紅色など他にも様々。甲の形は雄は二等辺三角形をしていて、雌は側縁が板状に張り出す。
「コノハガニ」
昼間は海藻類の根元付近に隠れているが、夜間は表に出て活発に動き出す。
この写真を撮った時も夕方。
しかも、透明度が悪く海中は暗かった。
コノハガニの特徴は、自身も”木の葉”(海藻)に見えるが、、。
それより何より、海藻を背負っている姿!
それぞれの個体が、違った形の海藻を掲げて歩いているのはとてもユーモラスである。
背負う海藻はサボテングサ属が多いそうだ。
参考写真:同じ時の同じ個体。
正面からの写真。「おばけ~」のような手?ポーズ?笑
データ詳細
撮影日
2023.06.18 #1288
撮影ポイント
柏島 勤崎
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「ピンク色のコノハガニ」
こちらは背面からのショット。
甲が二等辺三角形。ということは雄のコノハガニ。
ナイトダイビングでの1枚。やはり本種に出合うのは活発に動き始める夕方から夜が多い。
私の撮ったコノハガニは背面からの写真が多く反省?していた。
しかしもしかしたら、それが正解かも知れないと思うようになった。
図鑑『海の甲殻類』の本種、背面(甲側)からの写真を使っている。
データ詳細
撮影日
2021.04.03 #969
撮影ポイント
田子 アジロ崎
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)