イズヒメエイ
トビエイ目アカエイ科
2023.4.24:投稿
【分布域】房総半島、九州南岸までの太平洋沿岸、有明海、九州西岸、鹿児島湾、瀬戸内海。
【生息域】沿岸の10~60mの砂泥底に生息する。
【特徴】体色は体盤の背面は黄土色。腹面は白色。体の縁は褐色または黄土色に縁取られる。眼の間や尾部の後端2/3は暗色。体盤はひし形で幅の方が長さより僅かに大きい。眼の直ぐ後ろには噴水孔がある。尾は鞭状。
「イズヒメエイ」
1988年に新種記載された。
和名および学名の小種名izuensis は標本が伊豆半島から得られたことに由来する。
分布域には各海が挙げられているが、伊豆半島特に東岸での観察例が多い。
写真の個体も、まさにその伊豆半島東岸・伊豆海洋公園でのもの。
本種とよく似たアカエイは体縁の裏側が黄色いこと。また尾部がアカエイの方がやや長いことがあげられる。
参考写真:同じ時の同じ個体。
飛び去っていく、後ろ姿。
ただし、本種は底生性であるため、すぐ何処かに着底したことが推測できる。
データ詳細
撮影日
2016.12.02 #607
撮影ポイント
伊豆海洋公園
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)