クエ

スズキ目ハタ科ハタ亜科

2023.3.25:投稿



【分布域】本州、伊豆諸島、小笠原諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】水深の深い岩礁域に単独で見られる。
【特徴】体色は淡い緑褐色で頭部や体側には6~7本の黒っぽい横縞模様がある。大型種。幼魚は体色が黒っぽく横縞模様が良く目立つが、成魚になるにつれて模様は不明瞭になる。




「クエ」

本種クエは最大で体長120cm、重さ50kgにもなる大型種。
ハタ科の中ではタマカイに次いで大型種である。

群れを作らず単独で生活し、昼間は岩陰や洞窟の中に潜んでいる。夜になると泳ぎ回って魚類やイカ、イセエビなどを丸飲みにする。海底からもねぐらからも然程遠く離れることはない。

雌性先熟の性転換を行い、雌の間はやや小さい。
冒頭の写真の個体は未だ小さく「若魚」レベルだった。


クエは最高級の食材としても有名。養殖も行われている。
私も和歌山県の周参見や串本などへ潜りに行った時、現地で「クエ鍋」を頂いた。
白身の大変美味な魚だった。



参考写真:2017.12.21 @伊豆海洋公園
伊豆海洋公園には「クエ穴」と呼ばれるクエのねぐらがある。
写真はクエ穴の近くの深場の砂地にいたところ。
クリーニングをうけている最中だった。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2016.09.25 #591

撮影ポイント

田子 沖の浮島根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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