ソメワケイソハゼ

スズキ目ハゼ科イソハゼ属

2023.3.12:投稿



【分布域】琉球列島:インド・西太平洋。
【生息域】サンゴ礁域の礁池、礁湖、礁斜面に生息。枝状サンゴやテーブル状サンゴの周囲で、小さな群れや単独で遊泳している。生息水深は3~30m。
【特徴】体は半透明で、体内部の幅広い赤色縦帯が見える。赤帯上縁と腹部下縁に沿って白色縦帯が走る。眼の上部から後方へも短い白帯があり、頭頂部にも白色帯がある。体高は高い。尾柄部に1黒色斑がある。各鰭は透明。



「名脇役???」

ソメワケイソハゼというハゼの存在に気付いてはいた。

しかしそれはいつも海の中ではない。涙

何か別の魚を撮った写真に本種が写り込んでいて、その存在に初めて気付く的な。。。




この写真はパラオのセント・カーディナルでのもの。
左下のキイロサンゴハゼを狙っていた。
元画像では当然、真ん中にこの時の”主役”キイロサンゴハゼが写っている。

日本へ帰って写真を見て、ソメワケイソハゼにもそこそこピンが来ていることに気付いた。
ならばと無理矢理ソメワケイソハゼを中心に据えてトリミングした。

前回ソメワケイソハゼが写り込んでいたのは、同じパラオのジャーマンチャネルの深場の枝サンゴ周辺だった。その時はレアなベラを狙っていた。



ソメワケイソハゼ!
わざわざ紹介されることはまずない。
が、透明な体に赤と白で上下に”ソメワケ”られた個性的で魅力的なハゼだ。
(写真の個体は黒ずんだ赤だが、もっと鮮やかな赤色の個体が多い)

なかなか”主役”に抜擢されることはないが、キラリと光る”名脇役”と言える存在!


因みに写真は
左下:キイロサンゴハゼ
中央:ソメワケイソハゼ
右上:Bluespot Demoiselleの幼魚





データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2023.03.04 #1236

撮影ポイント

Palau St.Cardinal

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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