イトヒキアジ

スズキ目アジ科

2023.3.9:投稿



【分布域】北海道以南~琉球列島:全世界の温・亜熱帯~熱帯域。
【生息域】沿岸の100m以浅に生息。
【特徴】体色は光沢のある銀色。成魚は全長1m~1.5mにも達する大型種。体高が高く側扁している。成魚の撮影記録は少ないとされている。
幼魚の体形は菱形。第2背鰭と臀鰭の軟条が糸状に著しく長く伸びる。しかし、成長と共に体に対して糸状に伸長する鰭は短くなり鎌状になる。



「10年後の快挙!!!」

2013年。
イトヒキアジの幼魚が、パラオのブルーコーナーの棚上の際を通りかかった。
体長の2~3倍もあろうかという長い鰭をたなびかせて。

追いかけたものの、距離は縮まらず。
無念な結果に終わった。


2023年。
長く続いたコロナ禍もやや落ち着きをみせてきた。
3年振りのパラオツアー。

世界有数の地形ポイント・ブルーホールを、現地ガイドのナオさんとマンツーでマクロ三昧。笑
充実したマクロなラインナップを堪能し、横穴を通過して外に出た。
すると、もう1人の現地ガイドのデニスがそこにいた。

彼の直ぐ近くを、”異様”な魚が2匹泳いで行くのが見えた。
デニスも皆に指示棒で紹介する。

銀色の体にやたらと長い糸の様な鰭がたなびいている!
私にとって数年来の垂涎の的「イトヒキアジ」!

一瞬、マクロレンズ装着のミラーレスカメラで撮ろうか、GoProで撮ろうかと迷った。
その迷いが悲劇の元凶に。。。

「くぅ~~~」
絶好の距離感だったのに~~。
しかし、パラオの海は「後悔」している暇など与えてはくれない。

次々に現れる他の魚達に目を奪われていると。。。
なんと!今度は単体のイトヒキアジが再登場。
迷うことなくミラーレスカメラでシャッターを切った。

兎にも角にも、イトヒキアジの姿を捉えた!
自画自賛の「快挙!」である。





データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2023.03.04 #1237

撮影ポイント

Palau Blue Hole

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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