エラブウミヘビ

コブラ科エラブウミヘビ属

2025.1.14:投稿



【分布域】石垣島、西表島、久高島、仲之神島、宮古島、九州。
【生息域】水深20m以内のサンゴ礁のある海洋に生息。
【特徴】体色は青色で幼少の頃は鮮やかな色で、成長に伴い褐色味を帯びる。背面には黒い横帯が入り、腹面では横帯が不鮮明になる。身体は雌の方が大きく、尾は雄の方が長くなる傾向にある。体長は雌83~141cm、雄74~133cm。本種は昼夜活動するが、昼は岩の隙間などで寝ていて、主に夜間活発に動く。







「爬虫類!」

成人の日を含む連休も終わり、正月気分も抜けて、いよいよ2025年も”本格始動”だろうか。



さて今日取り上げた「ヘビ」の写真。
実は2023年2月20日に「シマウミヘビ」として一度投稿した経緯がある。
シマウミヘビはウミヘビ科の海水魚。

ところが、写真の個体は魚類のシマウミヘビではなく、爬虫類の「エラブウミヘビ」だった。
たまたま?当HPを訪れた方から、ご指摘を頂いた。
調べてみると確かに写真の個体はエラブウミヘビと思われる。



エラブウミヘビはエラブトキシンと呼ばれる神経性の毒を持っている。
性格は非常に大人しいが、万が一嚙まれる可能性もある。

その辺の危険性を鑑みて、速攻「シマウミヘビ」とする投稿は削除した。






一概に「ウミヘビ」と呼ばれる動物には、鱗が有るものは爬虫類のヘビ亜目に属し”蛇”の仲間となり、一方で鱗の無いものは魚類のウナギ目のウミヘビ科に属す。


魚類のシマウミヘビの体は、爬虫類のエラブウミヘビやクロガシラウミヘビに酷似している。これら爬虫類のウミヘビ類は強毒を持つ。シマウミヘビはそんなウミヘビに擬態することによって自己防衛している。生き抜くための賢い知恵だろう。





参考写真:2017.10.6 屋久島 一湊 タンク下
この年の屋久島での1本目、最初に撮ったのがこの1枚。
シマウミヘビの頭を親指と人差し指で掴んでいる。
シマウミヘビは必死に体をクネクネとくねらせて暴れている。
”ヘビ使い”はもちろん、屋久島の現地ガイド・至さん!





今年は巳年。
当HPでは年末に干支に纏わる種を投稿するのが慣わし?!
出来れば、魚類のシマウミヘビを撮って慣わし通り12月31日に投稿したいものだ。


データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2014.03.03 #405

撮影ポイント

石垣島 大崎ミノカサゴ宮殿

使用機材

Olympus XZ-1

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