2022.12.22：投稿

【分布域】インド・西部太平洋（台湾、フィリピン、インドネシア、パラオ、パプアニューギニア、ソロモン諸島、バヌアツ、オーストラリア、ニューカレドニア）
【生息域】水深10ｍ以浅の内湾のサンゴ礁に生息。やや水がよどんだような場所を好む。
【特徴】成魚の体色はくすんだ淡い黄色。背面は黒っぽくなる。幼魚の体色は黄色～オレンジ色。頭部から背面縁に青色のラインが２本あり背鰭中央にある眼状斑へと続く。背鰭後端と尾柄部の間に小さな青色の点がある。




「Blueback damsel=ブルーバックダムゼル」

成魚はかなり地味な色彩。その為か本種の成魚の写真はない。
残念ながら、今回は幼魚の写真のみである。
パラオの海には”普通種”として生息する本種。
そろそろまたパラオの海へ行きたいものだ！




「Blueback damsel 幼魚のチャームポイント＝識別ポイント」

所謂「図鑑写真」は真横から撮影したものを言う。
そんな「図鑑写真」を１枚目に使おうかとも考えたが、本種の場合は頭頂部が良く分かる１枚をチョイスした。



本種には幼魚同士がよく似た魚がいる。
Bluespot damsel
名前も似ているし、見た目もそっくり。
両種とも体色は同じ黄色～オレンジ色。また、頭頂部に青色のラインがあり、背鰭中央に眼状斑を持つところも同じ。

両種の違いは、頭頂部の青色のラインが本種は２本、一方の Bluespot damsel は３本あること。


ただし、成魚はそれぞれ体色に違いがある。
本種の成魚は淡い黄色。bluespot damsel の方はほぼ黒色に近い。
どちらも今迄成魚を撮っていない。
いざ！パラオへ！！笑



参考写真：同じ時の写真だが、同じ個体なのか、別個体だったのか記憶がない。

上の２枚の写真と同じ、撮影地はパラオ。
ただし、こちらは2014年にデジカメで撮った１枚。

何処かで「Blueback damsel は余り警戒心が強くない」との一文を読んだように思うが、、、。
この個体を見ると、かなり警戒しているように見える。
上の写真の個体より更に幼いように感じる。