スダレチョウチョウウオ
スズキ目チョウチョウウオ科
2022.9.9:投稿
【分布域】南日本の太平洋岸、伊豆諸島、小笠原諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】水深20m以浅のサンゴ礁外縁で多く見られる。
【特徴】体色は白色。体側に幅広い2本の暗色横帯(斑紋)があるのが特徴。また、体側には極細い横のラインが入る。これらとは別に眼を通る黒色の帯がある。尾柄部に小さな1黒斑がある。背鰭、臀鰭、尾鰭は黄色。
「簾チョウチョウウオ」
近年の日本各地の夏は30℃台後半、40℃に届きそうな猛暑が続く。
もはや、日本には春夏秋冬の四季はなく、夏→冬→夏→冬と程よい秋や春はほんの一瞬しかないと言う人もいる。
「熱中症を防ぐために、我慢せずにクーラーを使用して下さい」とTVでも推奨する昨今。
打水をして、縁側で団扇を持って夕涼み。家の窓には簾。
こんな日本の夏の風物詩は何処へやら。
それにしても、本種の体側を「簾(スダレ)」とイメージして「スダレチョウチョウウオ」と名付けたセンスには感心するばかり。
直ぐに覚えられるし、決して他の種と間違えることもない。
そこで、
私の関心事はただ1つ。
本種の英名ではどんな表現をするのだろうか?
英名:Pacific double-saddle butterflyfish
なるほど!和名では簾に見立てた、横帯は「鞍」(saddle)に見立てられたようだ。
私自身、季節感の乏しい暮らしをしている。
うっかり、忘れてしまうところだった。
今日(9月9日)は”長陽の節句”
別名”菊の節句”
最近の気候は少しずつ昔とはずれて来ている。
感覚的に”菊”は未だ少し早い。
データ詳細
撮影日
2013.02.18 #342
撮影ポイント
Palau New Drop Off
使用機材
Olympus XZ-1