アミチョウチョウウオ
スズキ目チョウチョウウオ科
2022.8.4:投稿
【分布域】南日本の太平洋岸、伊豆諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】水深の浅いサンゴ礁に生息。
【特徴】体色は黄色。黒色のはっきりとした帯が眼を通る。尾鰭後方にも1黒色の帯がある。体側には網目模様が入る。
「アミチョウチョウウオ」
体側に網目模様があるのが本種の特徴ではあるが「”アミメ”チョウチョウウオ」ではない。
名前に”メ”は入らない。「アミチョウチョウウオ」が正しい。
アミメチョウチョウウオは別種。アミ”メ”の体地色は白色。
名前が似ているのではなく、姿が似ているのはレモンチョウチョウウオ。
ただし、レモンの体側には網目模様は入らない。
期せずして、使った2枚の写真、撮影地は共にパラオ。そして共に、サンゴのポリプを摂食中の姿。
「期せずして」として書いたが、日本ではアミチョウチョウウオは稀種らしい。ならば”必然”とは言い過ぎだが、2枚共がパラオの海なのも自然な成り行き。
また、アミチョウチョウウオはサンゴのポリプや小型の底生動物を食べる。遊泳中より好物のポリプを啄んでいる時は動きが止まる。それは願ってもない良いシャッターチャンス。
これも当然起こり得る一致だと思う。
参考写真:2013.2 @Palau New Drop Off
データ詳細
撮影日
2019.03.21 #771
撮影ポイント
Palau New Drop Off
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)