ムラクモコダマウサギ
巻き貝の仲間 ウミウサギ科
2022.6.30:投稿
【分布域】房総半島、三浦半島、伊豆半島、遠州灘、紀伊半島、淡路島、能登半島、山口県、九州。
【生息域】浅海の砂泥底周辺の岩礁にあるトゲトサカ類の上で見られる。
【特徴】軟体は殻が透ける部分をベースに褐色~赤褐色の網目模様と白い突起が全面にある。
「群雲小玉兎」
本種の漢字表記。
殻のサイズは4~18mm。殻は卵形で白色からベージュ色、淡肉色に赤褐色の群雲模様がある。
こんなにも小さな殻の表面の模様に、広大な空の雲模様を連想するとは素晴らしい。
「月に群雲、花に風」という言葉を思い出す。
月が美しいと夜空を見上げていても、雲が湧いて隠してしまったり、綺麗な花を眺めていても風が花びらを吹き散らせてしまう。
良い状況は続き難いとか、好機には邪魔が入ったりするとの意だろうか。。。
データ詳細
撮影日
2022.06.19 #1142
撮影ポイント
柏島 後浜no.1
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)