ヒメイソギンチャクエビ
テナガエビ科ヒメイソギンチャクエビ属
2022.6.6:投稿
【分布域】伊豆半島以南。
【生息環境】サンゴ礁や岩礁の浅海に生息する。サンゴイソギンチャクやシライトイソギンチャク、パラオクサビライシなどと共生し、触手の間に隠れて棲んでいる。
【特徴】体は透明で頭胸甲の背面に白色の斑紋がある。歩脚には茶褐色の細点が散在する。尾扇には斑紋はない。雌雄や成熟度合いにより斑紋の大きさや数には大きな差が見られる。
「ヒメイソギンチャクエビ 抱卵」
緑の綺麗な「ナガレハナサンゴ」に棲む本種ヒメイソギンチャクエビ。
お腹にはオレンジ色の卵が入っている。
歩脚や触角にまで無数の茶褐色の細点が散らばっているのが分かる。
参考写真:同じ時の同じ個体。
違う方向から撮っているが、自分が回り込んだのか、エビが移動したのか、その辺の記憶はない。
データ詳細
撮影日
2018.06.13 #705
撮影ポイント
柏島 民家下北北
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「ヒメイソギンチャクエビ 雄」
斑紋や体の大きさから雄の可能性が大と思われる。
共生しているのはシライトイソギンチャクだと思う。
ところで。本種ヒメイソギンチャクエビ。
現在、私の中で「超問題児」扱い。
図鑑『海の甲殻類』やネット上での比較的古い記事では以下のように記載されている。
和名:ヒメイソギンチャクエビ
学名:Hamopontonia corallicola
ところが近年、学名:Hamopontonia corallicola と、和名:ヒメイソギンチャクエビは別種となった。
学名:Hamopontonia corallicola は現在和名はなく ハモポントニア・コラりコーラと呼ばれている。
実際、高知県柏島でハモポントニア・コラリコーラとヒメイソギンチャクエビは区別されて紹介され写真も撮っている。
では、この投稿で扱っている和名:ヒメイソギンチャクエビの学名は何なのか?
ネットを検索しても出て来ない。
ヒメイソギンチャクエビとハモポントニア・コラリコーラの識別方法・違いは何なのか?
今私に分かっているのは、両種の写真を比べると、共生している(棲んでいる)サンゴの種類が明確に違う。
ヒメイソギンチャクエビとハモポントニア・コラリコーラ。
ややこし過ぎる!
コカ・コーラでも飲んで寝るしかないのだろうか!!!笑
何か分かったら、ここに追記しようと思う。
データ詳細
撮影日
2021.01.24 #952
撮影ポイント
田子 沖の浮島根
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)