フチドリワモンヤドカリ
ヤドカリ科ワモンヤドカリ属
2024.11.8:再投稿
正面からのフチドリワモンヤドカリを撮った。
最後尾に掲載。
2022.5.16:投稿
【分布域】伊豆半島、伊豆諸島、高知県(柏島)。
【生息域】サンゴ礁域、岩礁域のやや深い場所に生息する。昼間から普通に観察される。
【特徴】はさみ脚、歩脚の地色はオレンジ色。そこに上下を濃いオレンジ色で縁取られた白い縞が多数入る。歩脚の指節はオレンジ色一色で白い環は入らない。前甲は白く模様は入らない。体は平たく主にイモガイ類を好んで宿貝にする。
「ワモンヤドカリ属の3種」
ワモンヤドカリ属の中で、今までに出会って来たのは「ベニワモンヤドカリ」。
上の写真を撮りながら、この個体もてっきり「ベニワモンヤドカリ」だと決め込んでいた。
もう既に何度か撮って来たヤドカリ。なんならスルーしようかとさえ思った。
自分は何と不埒な奴なのか!
何も知らない素人の分際で碌なことを考えない奴だ。
もっと愚直に地道にならなければ!!
危うく、貴重な新種を逃すところだった。
ワモンヤドカリ属には以下の3種がいる。
・ベニワモンヤドカリ(10m以浅の浅場)
・フチドリワモンヤドカリ(20m位とやや深い)
・ユビナガワモンヤドカリ(40m位の深場)
それぞれ生息水深に違いがある。
写真の個体はキシマハナダイの幼魚を撮った直後に出会っているから、およそ20~22m位だったと思われる。
蒐集癖のある私としてはユビナガワモンヤドカリも撮りたいところ。しかし、生息水深が40mでは3種をコンプリートするのはハードルが高すぎる。。。頼む!もう少し浅場へ上がって来てくれ!
データ詳細
撮影日
2022.05.11 #1135
撮影ポイント
伊豆大島 秋の浜
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
2024.11.8:再投稿
「フチドリワモンヤドカリ 正面顔」
前回本種を撮ったのと同じ伊豆大島の秋の浜。
今回この個体を最初に見た時は、貝の中に体のほとんどが入っていた(参考写真)
貝から僅かに覗かせている脚を見ると、ベニワモンヤドカリではなくフチドリワモンヤドカリだと分かった。
本種を前回撮った時は横からのアングルだった事を思い出した(冒頭の写真)
ぜひ、正面から撮りたいと、貝を数回動かしてみた。
すると「誰~?私の家を動かす人、止めてくれる~」
のっそりと真正面を見据えて、身を乗り出して、こちらにクレームを付けてきた。
「ごめんごめん!」と言うべきところ、、、
「ありがとう~」とシャッターを切った!(笑)
参考写真:同じ時の同じ個体。
データ詳細
撮影日
2024.11.04 #1473
撮影ポイント
伊豆大島 秋の浜
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)