オキナワハゼ

ハゼ科オキナワハゼ属

2022.4.10:投稿



【分布域】千葉県・長崎県~屋久島、琉球列島。
【生息域】生息水深は3~20m。サンゴ礁域の礁池、礁湖、礁原、礁斜面に生息。砂底の死サンゴ片や死サンゴ塊の下で単独で見られる。
【特徴】体色は暗い灰色や褐色で彩られている。胸鰭が大きく、その先端は臀鰭の起点まで届く。尾鰭も大きい。体側には黒褐色の横帯が3~4本ある。吻から眼を通る線と、眼から伸びる垂線も特徴的。




本種オキナワハゼは外見が非常に地味なハゼである。
マニアックな人しか余り振り向かないハゼ。
決して”絵になる”ハゼでもない。

それでも柏島の現地ガイド・梶原さんはオキナワハゼを紹介してくれた。
こうした協力があってこその私の図鑑。
紹介された時、私のテンションが相当上がったのは言うまでもない。



図鑑『日本の海水魚』山渓ハンディのハゼ科のトップを飾るのは「オキナワハゼ属の1種-3」。
地味なオキナワハゼ属の仲間の中ではスター級?だが、現状は正式な和名もない。
ここではオキナワハゼ属はシュンカンハゼとの2種が記載されている。

図鑑『日本の海水魚』山渓カラー図鑑(分厚く大きい方)に本属からはフタスジハゼとシュンカンハゼが記載されているのみ。

オキナワハゼ属は世界中から37種が知られている。
図鑑『日本のハゼ』には9種が記載されている。

オキナワハゼ属はまだまだ、研究途上の種のようだ!
(現上皇陛下は1977年にオキナワハゼ属の分類に関する論文を発表されている)



オキナワハゼ属の中で、伊豆半島でも比較的良く目にするのはシュンカンハゼ
本種と良く似ている。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.07.02 #877

撮影ポイント

高知県柏島 後浜no.1

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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