ニシキキュウセン

スズキ目ベラ科ホンベラ属

2024.8.12:再投稿



ニシキキュウセンの雌相の写真を最後尾に掲載。




2022.1.12:投稿



【分布域】八丈島、小笠原諸島(幼魚)、静岡県(伊豆半島)、和歌山県串本、高知県柏島、屋久島、琉球列島。
【生息域】岩礁域やサンゴ礁域の潮通しの良い場所に生息。水深15m付近で多く見られる。
【特徴】雄相と雌相の特徴はほぼ同じだが、雄相の背鰭には眼状斑が無い事と、雄相は体後方が黒ずむという違いがある。雌雄共に口先と眼を結ぶ赤色のラインは1本であり、眼の下のラインは胸鰭より後方まで伸びる。
幼魚や雌相は背鰭に2つの眼状斑と尾鰭付け根に黒斑が1つの計3つの斑がある。幼魚は眼の下の白色のラインが尾鰭付け根にまで達する。このラインは成長すると途切れがちになる。雌相の眼の下のラインは成長と共に目立たなくなるが水色のようなラインとして残る場合もある。
【識別ポイント】本種はツキベラと良く似ている。識別ポイントはツキベラに詳述。




「ニシキキュウセン 幼魚」

ニシキキュウセンの幼魚は、いかにも”ベラの幼魚”らしくて好きな魚の1つ。
好みということもあるが、幼魚は目にする機会も多い。いきおい写真も良く撮る。
上の写真は、自分の中では気に入っている1枚。


参考写真:2021.7 @八丈島 イデザリ
こちらもニシキキュウセンの幼魚の写真。
この写真、目ピンはそこそこ来ているが背景が”イケてない” 笑



データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2019.10.20 #838

撮影ポイント

沖縄 瀬底島 ラビリンス

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「ニシキキュウセン 雄相」

 

出来れば、幼魚と共に雄相・雌相の写真を揃えて投稿したかったが、なかなか思い通りにはいかない。
止むを得ず幼魚の写真1枚のみで、一度簡易投稿した。

 

今現在も”これぞ雌相”という写真はない。
実は雄相を見つけるのもそれなりに苦労した。
撮っても撮っても「ツキベラ」ということが長く続いた。本種と良く似ていて海中での判別は難しい。
ベラの図鑑に載っている「ニシキキュウセン 雄相」の写真とピッタリ特徴が同じ写真が何とか撮れて満足。

 

雌相も諦めずにに狙っていこうと思う。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.10.17 #925

撮影ポイント

屋久島 一湊 タンク下

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「ニシキキュウセン 雌相」

 

実は「ニシキキュウセンの雌相を撮った」と言う感覚ではない。
長年、色々な海で目にして気になっていた種があった。
が、成り行き上、しっかり向き合ってこなかった、撮り損なって来た種。
それが結果的にニシキキュウセンの雌相だったという話。

 

上の写真はトリミングしている。
本当は左にいるアカハラヤッコを撮ろうとした。
フレームに入り込んだ右側の魚!(ニシキキュウセンの雌相)
直後に撮ったのが下の参考写真(同じ個体)

 

正に私が長年気になっていたのは、頭の辺りにキラキラ光るラインが左右にある種。
・・・キュウセンだろうとは思ったが写真を撮れなかったし、動きが速く特徴を目で確認もできなかった。

 

拙い写真ではあるが、ニシキキュウセンの雌相の特徴にぴったり合致することが分かった。
長年?の疑問がやっと解決した。
欲を言えば、次はもう少しクオリティの高い写真を撮りたくはある。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2024.07.13 #1426

撮影ポイント

久米島 トンバラザシ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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