センヒメウミウシ
センヒメウミウシ科センヒメウミウシ属
2021.11.30:投稿
【分布域】インドー西太平洋。
【特徴】体の地色は乳白色。背面に赤紫色や橙色の斑紋や縦線がある。また、体表には先端がやや膨らんだ棒状の突起があり、これらも赤紫色や橙色をしている。触角は長く棒状で橙色で基部には赤紫色の突起が周囲を囲む。17mmに達する。
「センヒメウミウシ」
千姫の名を持つに相応しい、華やかで可愛い色彩のウミウシ。
千姫は日本史上、余りにも有名な姫。徳川家康の孫娘であり、豊臣秀吉の息子秀頼と幼くして婚姻した姫。その夫は大坂夏の陣で祖父家康に敗れ城と共に滅亡。千姫は炎上する大阪城から救出され、その後、桑名藩主の息子と再婚。紆余曲折あり仏門に入る。戦国時代の荒波に翻弄された姫君だった。
センヒメウミウシには海の中で荒波に揉まれることなく、穏やかに過ごして欲しい。
参考写真:2013.6.11 浮島ビーチ スイジョウアーチ
センヒメウミウシが2個体。何やらお互い素知らぬ素振り。
データ詳細
撮影日
2012.07.24 #288
撮影ポイント
田子 小蝶アラシ
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)