ホンベラ
スズキ目ベラ科ホンベラ属
2021.8.27:投稿
【分布域】佐渡島、下北半島以南〜九州。
【生息域】岩礁域に生息し、海藻の生い茂った岩礁で見られる。伊豆でも普通種。
【特徴】雄相の体側には不明瞭な赤褐色と薄緑色の縦縞が入り、背鰭先端には黒と黄色の斑紋がある。また、頭部には薄緑色の2本のラインがある。雌相は幼魚の特徴を残しながらだんだんと成長し、体全体が黄土色で腹部が白色になってくる。体側には特に目立った模様はない。幼魚は背鰭後方に1眼状斑があり、尾鰭の付け根上方に黒色斑が1つある。眼から伸びる背面の白色のラインは細く途中で途切れる。
【識別ポイント】幼魚はニシキキュウセンやツキベラの幼魚に似る。しかし、この2種の幼魚の背鰭には2つの眼状斑がある。
ホンベラの雄相
背鰭を開いていないため先端にある斑紋が明瞭に見えないのが残念ではある。
データ詳細
撮影日
2020.12.14 #944
撮影ポイント
熱海 ソウダイ根
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)